誕生日とか仕事とか乗せても、実際の当人が全く見えないので
読書感想文のページにすることにします。
以下の文を読んで、こんな奴だ、と思っていただければ、こちらの意図通りな訳です。
ループ 鈴木光司 (2000/09/13)
貞子が出てくる様なお化け小説だと思ってたら、大間違いの、面白いエンターテイメント物でした。
『リング』『らせん』を上手く包含しつつ、全く異なる次元の物語を作ってしまうとは、凄いとしか言い
ようが無いです。
ストレンジ・デイズ 村上龍 (2000/09/04)
結局『俺』は何が出来たか、って言うと、自分は無力である、って事を認識させられた、って事。
私も、自分は無力だと想っている、が、心の底でまでそう想っている訳ではなく、本当はこんなものなん
かでは無い、と自惚れている部分も多少はある訳で、そうやって曖昧なままで残しているからこそ、救わ
れている部分もある訳で、それを絶対的な力を持つ他者から自分の無力さを徹底的に思い知らされたらど
うなってしまうのか。
『悪くは無い。』
ホンマか?あんた、自惚れて無いか?
話を聞かない男、地図が読めない女 アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ (2000/08/28)
人間の男と女は、異なる生物として、その傾向と対策が書かれている本。
男と言う生き物は、餌を持って帰って子孫を残す為に進化して、女という生き物は、子供達とコミュニ
ケーションを取る方向で進化してきたらしいです。
つまり、家に帰ってヨメから『相手をしてくれない』って文句を言われるのは、俺が個人的に悪いって訳
ぢゃ無いって事だ。
ホッとしました。な〜んて言ってると、また文句言われるんだらうなぁ。
ホワイトアウト 真保裕一 (2000/07/28)
600ページもあるんですけど、一気に読まさせられてしまいました。
和風ダイ・ハード、いや、雪山なのでクリフハンガーか?
織田裕二カッコイイ♪って感じ(^o^)
地下街の雨 宮部みゆき (2000/07/22)
普通(?)の短編集、なんだけど、小粒過ぎ。
う〜ん、なんか、消化不良です。私の文章もなんか、訳分からんけど・・・。
ケイゾク/シーズン壱 完全版 西荻弓絵 (2000/07/05)
テレビはちびっとだけ見たことあるんですけど、後半がらっと変わるんですね、これ。
後半の展開もこれはこれで好きなんですけど、前半の展開からすると、最後は柴田の頭脳で黒幕を暴く、
ってのを期待するでしょ。でも、結局は柴田は柴田らしさを全く出さずに終わってしまう。
なんか、肩すかしをくらってしまいました。黒幕も捕まって無いし・・・。
鳩笛草 宮部みゆき (2000/05/06)
超能力が使える、三人の普通の女の子達の物語。
そう、超能力が使えるけど、やっぱり普通の女の子にしてしまうところが、宮部みゆきの持ち味ですね。
ちよつと、心が安らぐ様な、そんな話です。
が、今の私は、心情的に血湧き肉踊る様な奴を欲していた様で、少々食い足りなさを感じています。
クロスファイアが映画化されて、矢田亜希子が青木淳子役らしいんですけど、なんか、ちとイメージ違い
ます。矢田亜希子は割と好きなんですけど、青木淳子にしては可愛過ぎです(^o^)。もう少し、不幸が似
合う、夏川結衣とかの方が合ってる様に想います(どうでも良いか、俺の趣味なんて)。
アナザヘヴン 飯田譲治 梓河人 (2000/04/26)
なんて言うか、この手のホラー物って、恐いモノの対象が人間なのか物の怪なのかで、読み手側の構え方
が変わってきますよね。
こっちはてっきり人間だとばっかり想ってたので、途中で物の怪が相手だと分かって、少々がっくり来ま
した。読み取れない私が悪いのかも知れないけどね。
んで、後半に入って、何故かその物の怪が『愛』だかなんだかに、救われ出すんですな。
これもなんか、ずるいんですけど。物の怪なら物の怪らしく、人間と戦って欲しかった様に想います。
って事で、(上)は面白いけど、(下)の方は、あんましオススメしません。
記憶 西谷 史 (2000/01/23)
新年早々、何を想ったか西谷史なんかを読んでいる訳ですが、なんか、もう、着いてけ無いです。
暫く、この手の怪しいSFものは読んでなかったのですが、今回読んでみて、その作り話度合が、目につ
いてしまい、どうも、入れませんでした。
私も大人の仲間入りをしてしまった、って事でせうか(かなり違う)。
どっちかって言うと、昨晩テレビで見た『死国』のラストのインパクトの方が大きかった・・・。