02/02/06 12:36:01 133.35.228.39 2 087 ☆☆ 英雄 ジャンヌダルク フランス 百年戦争の末期に現れ、祖国の危機を救い、国民的英雄となった少女。「オルレアンの聖女」と呼ばれる。 百年戦争の末期に現れ、別名「オルレアンの聖女」と呼ばれた少女。16歳の時に天使達の声に導かれ、外国の脅威に屈服しかけた祖国フランスを奮い立たせ、失いかけた王国の大部分をイギリス軍から取り戻したと言われる。「私の使命は終わりました」と言うも王に戦わされ続けた彼女は、コンピエーヒュの戦いで捕らえられる。イギリスで異端審問にかけられ、火あぶりの刑に処されたが、その死の25年後に判決は取り消され、聖女として認められた。 02/02/06 12:36:47 133.35.228.39 2 076 ☆☆☆ 幻魔 クルースニク スロベニア 光の加護を受けた善なる吸血鬼始末人。その名は十字架を意味する言葉に由来する。 クルーニクスは、スロベニアのイストリアに住む吸血鬼クドラクを宿敵として戦う、一種の吸血鬼始末人で光の勢力に加護を受けた存在であると言われる。クドラクが全ての町や共同体に存在していたと言われる。両者は常に比類無き戦闘を繰り返すと言われ、クドラクが姿を変えればクルースニクも同じ姿となって戦ったと言われている。この戦いは常に光の勢力であるクルースニクの勝利で終わるのだと言う。 02/02/06 12:39:23 133.35.228.39 3 047 ☆ 夜魔 ヒノエンマ 日本 夜になると現れ、男に取りつきその血を吸う、美しい女の姿をした妖怪。「飛縁魔」と書き表される。 日本の吸血鬼ともいえるのがこのヒノエンマで、外見は美しく淑やかな女性だが、その本性は、虜にした男の血を一滴残らず吸い付くし、その命を奪うという、残酷で恐ろしい魔物である。このヒノエンマという名前はもともと仏教から来たもので、僧が女性に迷って身を滅ぼすことのないよう悟すためのものであった。 02/02/06 12:51:46 133.35.228.39 3 028 ☆ 鬼女 ラ・リョローナ メキシコ メキシコの民話に伝えられる、むせび泣く女の幽霊。誘惑的な姿で現れると言われる。 メキシコの民話に登場する女性の姿をした幽霊で、様々な逸話が伝えられており、夜になると子供を探してうろつき歩くと言われている。生きている子供のほか、すでに死んでいる子供でも探すとされているが、これは彼女が生前に我が子を殺した幽霊であるからと言われている。また、子供嫌いな男性と恋に落ちた女性が、我が子を殺したつらさに耐えきれず自殺して幽霊となり、殺してしまった子供達を探してさまよっているものだとも言われる。 02/02/06 12:57:19 133.35.228.39 2 097 ☆☆ 珍獣 マメダヌキ 日本 人を化かすことを得意とするかしこい雄ダヌキ。巨大な陰部を持つ。 マメダヌキの特徴は、広げるとタタミ8畳ほどにもなる陰部である。マメダヌキはこれを活用して人を化かす。ある時は体にかぶって異形の姿に変身したり、またある時は広げて座敷に見せかけたりした。雨降りの時などは、合羽の代わりとして使った。灘の酒蔵では、マメダヌキがいないと良い酒が出来ないとして、これを敬っている。 02/02/06 13:31:38 133.35.228.39 3 039 ☆☆ 鬼神 タケミカヅチ 日本 軍神、あるいは雷神とされる記紀神話の神。国譲りで活躍した天津神である。 タケミカヅチは「建御雷」などと表記され、イザナギ神が火ノカグツチの首をはねた時に、その剣の鍔際についた血から生まれた。国譲りの時に高天原からオオクニヌシ神のもとへ遣わされたのもこの神である。従おうとしなかったオオクニヌシの子タケミナカタ神とは力くらべをすることになるが、これにも勝利する。 02/02/06 19:53:11 133.35.228.39 2 077 ☆☆☆ 幻魔 トラロック メキシコ 古代アステカ文明の、雲・雨・稲妻の神。五つの太陽の時代のうち、第三の太陽の時代を支配した。 古代アステカ文明の神話に登場する雨と稲妻の神がトラロックで、主にトルテカ人や、その後継者たるアステカ人によって、崇拝されていたと言われる。彼は雲や山のわき水をも司っていたと言われる。神々の覇権争いを伝える神話である「太陽の物語」では、この神は第三の太陽の時代を支配した神であるとされており、彼の太陽は312年もの間、地上を支配したとされる。彼の王国は落雷や水害などで死んだ人間の魂を受け入れると言われ、地上の楽園トラロカンと言われた。