02/01/28 00:55:45 202.247.138.218 2 001 ☆ 妖精 ピクシー イギリス イングランド南西部諸州に現れるとされる妖精。人間に親切で、家事好きだと言われる。 イングランド南西部諸州、サマーセット、デヴォン、コーンウォール地方にかけて出没する妖精で、一般に手のひらに乗る程度の大きさだと言われているが、人間と同じ大きさになって現れることもあると言う。悪戯好きな妖精として多くの話に登場しており、特に旅人を道に迷わせたりすることが好きだと言われる。根は善良で人助けもよくする妖精としても知られており、チーズやミルクを与えると、お礼に家事の手伝いをするとも言われている。 02/01/28 00:56:16 202.247.138.218 2 002 ☆ 妖精 ジャックフロスト イギリスなど 雪と氷でできた体を持つ霜の妖精。冬の季節にだけその姿を現すとされる。 冬の訪れとともにその姿をみせる、可愛らしい霜の妖精。もともとは雪男のような恐ろしい怪物であったと言われる。人なつっこい性格らしく親しげに人間に話しかけてくる。とはいえ彼と話すなら、その機嫌をそこねないよう十分に注意しなければならない。かわいい笑顔を見せる彼も、相手が気に入らない奴とわかれば、その口から冷気を吐き出し、凍らせてしまうからである。 02/01/28 00:57:00 202.247.138.218 2 003 ☆ 妖精 ジャックランタン イギリスなど イギリスの民話に登場する、夜に浮かび流れる怪火。この世をさまよう運命にある魂の姿だとも言う。 ジャックランタンは、鬼火(ウィル・オ・ウィスプ)の一種であると言われ、イギリスに伝わる民話では夜に怪火となって現れて旅人を脅かし、後についてくるように誘って道に迷わせたりすると伝えられている。もとはジャックという名の人間であったと言われ、堕落した生活と悪魔をだまし続けたことによって、死後天国へも地獄へも入ることを拒否された魂であると伝えられている。彼は光る衣装、あるいは火を点けたワラ束を持ってこの世をさまようように運命づけられていると言う。 02/01/28 00:57:27 202.247.138.218 2 004 ☆ 妖精 シルキー イギリス イギリスに伝わる女性の家霊。家の者が寝静まった後に現れ、家事をこなすと言う。 イングランドとスコットランドの国境付近で多く見られると言われる女性の家霊で、住み着いた家の者が寝静まった後、家庭内の雑用を片付けてくれると言われており、伝統的にありがたられている妖精である。絹の服をまとっているため、家事を行うときにさやさやと衣ずれの音が聞こえると言われている。また、家を守護するものとして働くこともあると言われており、その家に害をおよぼそうと近づいてくる人を殺してしまうこともあると言われる。 02/01/28 00:58:05 202.247.138.218 2 005 ☆ 妖精 ローレライ ドイツ ライン川の、同名の巨岩に棲む美しい女の水魔。歌声で人々を誘っては、溺死させる。 ハイネの詩でも有名なこの水の妖精は、古代には川の女神と同一視された存在であった。しかし、巨岩とラインの流れが作りだす大渦の恐怖は、次第にこの女神を人々を水の中へ引き込む魔女に変えていった。ローレライに関する伝説の類は数が多く、女神として伝えられるもの、水の魔女とされるものの他、悲恋の乙女の物語とするものまである。 02/01/28 00:58:50 202.247.138.218 2 006 ☆ 妖精 ヴィヴィアン フランス アーサー王伝説に登場する精霊。円卓の騎士の一人、ランスロットを守護したと伝えられえる。 フランスにあると言われる蜃気楼の湖の中の館で、多くの騎士や召使いと共に住んでいると言われる美しい女性の姿をした精霊で、「湖の貴婦人」とも呼ばれている。中世の「アーサー王伝説」に登場しており、アーサー王に聖剣エクスカリバーを与えた精霊だと言われている。またアーサー王の円卓の騎士の一人、ランスロットの守護精霊であるとも言われ、湖の岸辺にいた幼いランスロットを館へ連れていき騎士として育てたとされている。 02/01/28 01:00:30 202.247.138.218 2 007 ☆☆ 妖精 ティターニア イギリス 戯曲「真夏の夜の夢」にも登場する妖精の女王。その名はローマ神話の女神ダイアナに由来するとされる。 ティターニアという名前は、「大地の娘」という意味があるとされ、巨人(ティタン)の娘という意味もあると言われている。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」に登場した妖精の女王で、ローマ神話の月の女神ダイアナと同一であるとも言われており、繊細で美しい、月光に満ちた夜の森の支配者であるとも言われる。イギリスでは、彼女とその侍女達はフェアリーと呼ばれ、妖精の国フェアリーランドに住んでいると言われている。 02/01/28 01:01:02 202.247.138.218 2 008 ☆☆ 妖精 オベロン イギリス シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」に登場する妖精の王。女王ティターニアを妻に持つ。 オベロンは妖精と空気の王であり、月の光と夢を司る役目を持っているとされる。オベロンという名は古代高地ドイツ語のアルベリッヒ(王の意味)を語源としているとされる。オベロンは非常に気が短く、身勝手な妖精の王としても知られており、人間の女性に恋心を抱き、妻である女王ティターニアといさかいを起こしたという話も伝えられている。また、夫婦でインドに住んでいるとされることもあり、夜になると海を越えてヨーロッパを訪れ、月明かりでダンスを踊るとも言われている。 02/01/28 01:01:26 202.247.138.218 2 009 ☆ 地霊 ノッカー イギリス イングランドの鉱山に現れるとされる妖精。地中から音を立てて、鉱脈の場所を教えると言われる。 ノッカーとは叩く者という意味で、これはノッカーが地中から鉱脈の場所を教えるというところから来ていると言われている。採掘場の坑道に住んでいると言われており、ごくまれに採掘場に憑くこともあるとされる。彼らは鉱脈を教える他に供物を与えると危険を教えてくれるが場合によっては人間を襲ってくることもあると言われる。ノッカーは鉱山で働いていた、またはキリストを十字架にかけたために冥界で働かされているユダヤ人の幽霊であると信じられている。 02/01/28 01:01:57 202.247.138.218 2 010 ☆ 地霊 コロポックル 日本 アイヌ民族に伝えられるおとなしい小人族。その名には「フキの下に住む者」という意味がある。 アイヌ民族の伝承に現れる小人族の妖怪だが、性格は非常におとなしく臆病であると言われている。彼らは成人した状態でも、人間の赤ん坊程度の大きさしかなく、雨が降るとフキの下に10人は入っていたとも言われる。彼らは感性が鋭く知恵があり、動作が機敏で狩猟が上手だったとも言われ、かつてアイヌ人に入れ墨の技術を教えたのもこのコロポックルだったと言う。 02/01/28 01:02:33 202.247.138.218 2 011 ☆ 地霊 カワンチャ ネパール 黄泉の国の骸骨といわれる病魔。人々に腹痛などをもたらすと言われる。 カワンチャはネパールの十字路に現れる病魔だが、供え物をしマントラを唱えれば、反対に病魔を追い払ってくれる。また彼はシヴァ神やカーリー女神の従者でもある。ネパールの人々は秋の祭りに神々や魔物などの仮面をつけて街を歩くが、その中にはこのカワンチャもある。 02/01/28 01:03:01 202.247.138.218 2 012 ☆ 地霊 ドヴェルガー 北欧 北欧神話に登場する小人の地霊。洞窟や丘の下などの地下に棲み、鍛治仕事や細工を行うと言われる。 北欧神話に登場する「ドワーフ」の英語名でも知られている小人の妖精族で、もともとは原初の巨人ユミールの遺体にわいたウジ虫であったが、神々によって人間の姿と知能を与えられたと言われている。醜い姿をしているいわれ、地下にあると言われているスヴェルトアールヴァヘイムという名の妖精の国に住んでいるとされている。天才的な鍛治仕事を行うと言われており、神々のために幾度か不思議な能力を持った武器や財宝を作ったと言われている。 02/01/28 01:03:32 202.247.138.218 2 013 ☆ 地霊 トラルテクトリ メキシコ アステカの創世神話に登場する強大な怪物。その体が千切り取られ、大地となった。 メキシコの創世神話において、大地に姿を変えられたと言われる怪物でワニのような姿をしているが、後に女性の姿で描かれることが多くなった。これはトラルテクトリが地母神としての役目を持っていたことから来ているものと思われる。神話では、天地創造を行おうとするケツアルコアトルとテスカトリポカの二人の創造神によって体を切り裂かれ、上半身は大地に、下半身は空中に投げられた後に天になったと言われている。 02/01/28 01:03:58 202.247.138.218 2 014 ☆ 地霊 ティターン ギリシア ギリシア神話の、もともとは世界を支配していた神々である巨人族。 天空の神ウラノスと大地の女神ガイアから生まれたティターンらは、キュクロプロス、ヘカトンケイルらと同じ巨人族である。しかしティターンらは彼らと違って賢く、常に冷静で落ち着きを持っていた。ゼウス神を中心とするオリンポスの神々と10年戦うが、結局は敗れた。彼らの多くは地底の暗黒界タルタロスに幽閉された。 02/01/28 01:04:25 202.247.138.218 2 015 ☆☆ 地霊 ゴグマゴグ イギリス かつてイギリスに棲んでいたと伝えられる巨人。その名は「この世のあらゆる敵」を意味すると言う。 伝説では、ゴグマゴグは人口が急激に減少し20人ばかりとなった巨人族を率いていた巨人だと言われる。彼は自分の名を、聖書の一説に出てくる「この世のあらゆる敵」を意味する言葉からつけた。これは、この世の全てを相手にできる存在であると自己主張したものだと解釈されている。ゴグマゴグはまた、馬、あるいはドラゴンと供に行動する巨人であったとも伝えられている。 02/01/28 01:05:04 202.247.138.218 2 016 ☆☆ 地霊 ムスッペル 北欧 北欧神話に登場する炎の巨人。炎に包まれた国ムスッペルヘイムに棲んでいるとされる。 ムスッペルとは北欧神話に登場する巨人族の一つで、神話世界の南半球にある炎に包まれた国「ムスッペルヘイム」の住人である。世界の最初に存在していた国であるとされており、全てが炎に包まれていたため、そこで生まれた者以外は住むことができないと言われる。国の入口には王であり守護神であるスルトと呼ばれるムスッペルが炎の剣を持って守っていると言われる。このスルトは終末のときであるラグナロクにおいて、世界を焼きつくすと言われている。 02/01/28 01:05:35 202.247.138.218 2 017 ☆ 魔獣 カンフュール エチオピア エチオピアのモルッカ島に生息しているといわれる魔獣。その頭に一本の角を持つ。 見かけや大きさは牡鹿に似ているが、後ろ足がひづめではなく水鳥の足のようになっており、首の周辺のみに体毛が生えた姿をしていると言われる。最も特徴的であるのが、頭部に生えた太い角であり、その姿から一角獣の一種であるとも言われている。この角は自在に動かすことができると言われており、食料の捕獲もこの角を使用することで行われると言われる。またこの角には一角獣と同じに解毒作用があると信じられ、そのため古くから人間に狙われることが多かったと言われている。 02/01/28 01:05:58 202.247.138.218 2 018 ☆ 魔獣 カタキラウワ 日本 奄美大島に現れると言われる、影を持たない子豚の妖怪。人間の股をくぐり命を奪うとされる。 カタキラウワは漢字で「片耳豚」と書かれ、その名の通りに片耳のない姿をしていると言われる。その他に片目が欠けているもの、片足が欠けているものなど、いずれも体の一部が欠けている姿で現れると言われている。カタキラウワに股の間をくぐられた人間は、魂を抜かれて死んでしまうか性器をダメにしてしまうと言われ「カタキラウワをみたら両足を踏み交わして股の間を通れないようにやり過ごす」というのが災難を免れる方法だとされている。 02/01/28 01:06:24 202.247.138.218 2 019 ☆ 魔獣 ネコマタ 日本 長い年月を生きた猫が変化してなると伝えられ物の怪。人の言葉を理解すると言われる。 ネコマタは長い年月を生きた猫が変化したものとして知られている。尾が二つに分かれ、人間の言葉を理解するようになり、後ろ足のみで歩いたりするようになると言われる。人間に化けることもあると言われるが、その場合は女性に化けることが多いとされている。女性に化けたネコマタは、男をたぶらかして食べることもあるとされて恐れられているが、無念の死を遂げた主人の復讐を行うなど、善悪の区別が行えるかのような側面を見せることもあると言う。 02/01/28 01:06:50 202.247.138.218 2 020 ☆ 魔獣 カソ 中国 中原の原始伝説に登場する、火の中に住むとされるネズミ。火の精であるとも言われる。 古代中国において南海の果てにある火山に住んでいると言われる、火の中に住んでいるとされたネズミで、その毛皮は決して火に焼かれることがないと伝えられていたため、この毛皮を求めてカソを捕まえようとした人達が多くいたと言われている。日本では「かぐや姫」の物語で、求婚者の一人である阿部右大臣に「唐土にある火鼠(カソ)のかはぎぬ」を持ってくることができれば結婚しますとかぐや姫が言ったことで知られている。 02/01/28 01:08:39 202.247.138.218 2 021 ☆ 魔獣 ドゥン インド ドゥルガー女神が乗り物とする聖なる虎。獅子の姿で描かれることもある。 悪魔を殺すために生まれてきたドゥルガーは、その誕生に際して神々からさまざまな武器を授かった。彼女の乗り物とするこのドゥンも、その贈り物の一つである。ドゥンの背中に乗ったドゥルガーは、その10本の手全てに武器をとり、悪魔たちに立ち向かう。ドゥンは鋭い牙と爪を武器に、これを応援する。 02/01/28 01:09:05 202.247.138.218 2 022 ☆ 魔獣 オルトロス ギリシア ケルベロスの弟とされる、双頭の魔獣。ギリシアの英雄ヘラクレスにより倒されたと伝えられる。 オルトロスは地獄の番犬ケルベロスの弟であると言われ、ケルベロスと同様に嵐の巨人テュフォンと半人半蛇の怪物エキドナから生まれた怪物の一人であるとされる。七つの蛇の頭と一つの蛇の尾が体から生えた姿をしていると言われる。三体の巨人が交わった怪物ゲリュオネウス牛の番をしているとされ、これを狙ったヘラクレスと戦ったことで知られており、また、母であるエキドナと交わり、エジプトのスフィンクスやネメアのライオンを産んだことでも知られている。 02/01/28 01:09:33 202.247.138.218 2 023 ☆ 魔獣 アーマーン エジプト エジプト神話に登場する怪物。ワニの頭、獅子の前足、カバの後ろ足を持つ。 アーマーンは、エジプトに伝わる死後の裁判として有名な「死者の書」に登場する怪物で、使者がオシリス神により「魂の裁判」を受けるとされる裁判場にいるとされている。アヌビス神のそばで裁判の様子を記録するトト神の背後に控えており、天秤の上に乗せられた死者の心臓と心理の女神マアトの羽がつり合わなかった場合、このアーマーンが死者を食べると言われている。アーマーンに食われた死者は、永久に現世に復活することができないと言われる。 02/01/28 01:10:15 202.247.138.218 2 024 ☆☆ 魔獣 ケルベロス ギリシア 冥界の入口を守護していると言われる恐ろしい魔犬。三つの頭を持つと言われる。 ギリシア神話に登場する、冥界の王ハデスの住居の門を守護している冥界の番犬。三つの頭を持つ巨大な犬の姿をした魔獣で、生肉を食らい、青銅の声で敵を威嚇したと言われる。嵐の巨人テュフォンと半人半蛇の怪物エキドナの子で、三つの頭のほかにも、全身に無数の蛇と溜の尾が生えていると言われる。三つの頭それぞれが、過去、現在、そしてきたるべき時を示しているのだとも言われる。 02/01/28 01:10:39 202.247.138.218 2 025 ☆ 妖魔 アプサラス インド 河や池に宿るとされるインドの水の精霊。乳海攪拌の際に生み出されたとされる。 インド神話に登場する水に精霊で、天女であるとも言われ、歌と踊りの妖精としても知られている。入会攪拌の際に、他の神々に付随して生まれてきたと言われている。その美しさにも関わらず神々は誰も妻にしようとしなかったことから、彼女達は「全ての者の妻になれる者」とも呼ばれた。また、地上の人間が修行によって神の存在に近づこうとすると、神々はアプサラスを送って修行者を誘惑することによって、堕落させようとするとも言われている。 02/01/28 01:11:06 202.247.138.218 2 026 ☆ 妖魔 シャイターン アラビア アラビアの精霊であるジンの一種。炎と風の中から生まれたとされる。 魔神の王とされることもあるイフリートの子孫で、その性格は悪性である。イスラムの預言者マホメットは、このシャイターンに対してコーランの教えを説き、神と供に正しい道を歩かせようとした。シャイターンという名は、キリスト教の悪魔サタンに由来するとされる。 02/01/28 01:11:30 202.247.138.218 2 027 ☆ 妖魔 マルト インド 叙事詩「リグ・ヴェーダ」に伝えられる嵐と雷の精霊。暴風神ルドラの子と言われる。 マルトという名は、正式には嵐と雷の精霊の群体の呼称とされる。彼らはモンスーンが神格化された暴風神ルドラの息子である。彼らはインドラ神の従者としても知られている。普段は陽気であるこの若者たちはひとたび戦いにおもむくと、たちまち恐ろしい戦士となる。マルトは装備した弓矢、オノ、光る槍で雲の牛を打ち砕き、雲の石を割り暴雨を地上にもたらして太陽の目を覆うようにする。彼らはまたインドラの宿敵ヴリトラの従者たちを、獣のような叫び声で恐ろしがらせる。 02/01/28 01:11:55 202.247.138.218 2 028 ☆ 妖魔 テング 日本 山に棲んでは神通力を奮う、人型の魔物。山伏の衣装に高い鼻をした赤い顔が、一般的なイメージとして浸透している。 幻術、念力、飛行術といった神通力と呼ばれる不思議な力を持っていることで知られる。山に入って修行を積んでいた仏教僧が、その道を誤り魔道に墜ちると、テングになると言われる。良い心の持ち主であった僧は良いテングとなり、他の修行僧や山へ参拝にくる人を事故などから守るとされた。悪い心の僧はテングになり、僧たちの修行の邪魔をしたとされる。 02/01/28 01:12:30 202.247.138.218 2 029 ☆ 妖魔 ロイチェクタ スイス 醜い姿をしたスイスの妖怪。謝肉祭の木曜日に現れ、悪霊を追い払ってくれると言われる。 ロイチェクタは、ファスナハト(謝肉祭)の木曜日に、山羊の毛皮をまとい杖を手にした姿で、うねりながら現れると伝えられている妖怪で、その恐ろしく、醜い容姿とは反対に、あらゆる悪魔を追い出し、どんな病気でも治してくれると言う。このロイチェクタが出現するとされる地方では、冬になると死霊が氷河を越えてやってくると言い伝えがあるが、この妖怪はそんな死霊たちを追い払ってくれる、貴重な存在であるらしい。 02/01/28 01:12:56 202.247.138.218 2 030 ☆☆ 妖魔 ペリ イラン 高原に住むとされる白い翼をもった女性の精霊。魔術を身につけている勇者には知恵を与えるとされる。 イラン神話に登場する精霊で、まばゆいばかりの美しさをもった女性の姿をしており、天使のように背に翼を持っていると言う。ペリは様々な魔術を身につけていると伝えられており、予言や幻術、空中飛行などを得意とすると言われる。神話ではそうした魔術、仙術によて人間の勇者の助けになる存在として登場しており、勇者がペリと結ばれたという話も伝えられている。また、彼女たちが流す血は固まると美しい宝石になるといわれ、水に浸ればルビーになると言われている。 02/01/28 01:13:25 202.247.138.218 2 031 ☆☆ 妖魔 ヴァルキリー 北欧 北欧神話の主神オーディンに仕える女神。戦地に死した勇士達を、主館へ運ぶ。 ヴァルキリーは北欧神話の主神オーディンに仕える女神で、その命を受けて戦場におもむき、死すべき運命の者の息の根をとめ、その死体をオーディンの館「ヴァルハラ」に運ぶと言われる。ヴァルキリーによって命を奪われ館に運ばれてきた戦士は、再び命を与えられ、神々と巨人族の最終戦と呼ばれる「ラグナロク」において、神の側の戦士として戦うことを運命づけられると言われる。彼女達はルーンや魔術について深い知識を持っており、人間を祝福したり呪ったりするとも言われる。 02/01/28 01:13:46 202.247.138.218 2 032 ☆☆ 妖魔 ガネーシャ インド ヒンドゥーの知恵・学問・富と繁栄の神。象の頭に4本の手を持つ。シヴァ神とパールヴァティ女神の息子とされる。 ガネーシャの特徴である象の頭は、生まれたときから、持っていたものではなく、話の行き違いから父のシヴァにはねられた頭の代わりとしてつけられたものである。様々な障害を除去し、幸運や成功をもたらしてくれるため、商人を中心に人気も高い。日本では仏教の聖天あるいは歓喜天として知られる。 02/01/28 01:15:39 202.247.138.218 2 033 ☆ 邪鬼 オーガ フランス 山や丘に棲んで、人を襲っては食べるとされる邪悪な鬼。力は強いが頭は弱いと言われる。 オーガは巨大な身体を持った鬼で、人間、それも特に若くて美しい女を好んで襲い、食したと言う。力が強いだけでなく変身能力も持ち合わせていたが、あまり頭がよくなかったため、人間の策にはまり、退治されることもあった。オーガという名前は、ローマの死の神オラクルス、あるいは北欧の主神オーディンの異名ユッグに由来すると言う。 02/01/28 01:16:14 202.247.138.218 2 034 ☆ 邪鬼 ウェンディゴ カナダ カナダに棲息するとされる雪男。身長が5メートルを超える巨人であると言われる。 ウェンディゴはカナダの森林地帯に棲息するといわれる雪男の一種で、その身長は5メートルを超えると言う。骸骨のように見える顔と厚い毛で覆われた姿をしていて、深い雪山の中でも俊敏に走ると言う。村里に現れては、人間を襲って食べると言われており、そのため生け贄を捧げることによって、そうした被害を出さないようにする風習もあったと伝えられている。ウェンディゴは山に棲む精霊の一種であるとも言われていた。 02/01/28 01:16:41 202.247.138.218 2 035 ☆ 邪鬼 ラームジェルグ カナダ 軍服姿で現れると言われるスコットランドの幽霊。「血まみれの手の幽霊」とも呼ばれる。 スコットランドに伝わる有名な幽霊で、高地地方の大渓谷グレートグレーンに出没すると言われる。リエルグとも呼ばれ、人間の前に姿を現わすときは決まって血にまみれた赤い手と軍服を着ていると言う。ラームジェルグは男性に対し戦いを挑んでくると言われる、。彼と戦った人間は、しばらくすると必ず死んでしまうと伝えられている。戦争によって無念の死を遂げた者、あるいは戦争で満足できなかった猟奇的な戦死をしたものがこのラームジェルグになると言う。 02/01/28 01:17:24 202.247.138.218 2 036 ☆ 邪鬼 オセロット メキシコ アステカ神話に伝わる、かつて人類すべてを食い尽くして滅ぼした、大地の怪物。 アステカの神話では、現在の人類の前に、4回人類が生まれては滅びたと伝えられる。この4回のうち、最初の人類を滅ぼしたのがオセロットであり、最初の人類を支配したのはテスカトリポカ神であった。この神をケツアルコアトル神が打ち倒したとき、オセロットたちは人類を襲い、食い尽くした。やがてすべては滅び、太陽も消滅した。 02/01/28 01:17:50 202.247.138.218 2 037 ☆ 邪鬼 ガシャドクロ 日本 巨大なドクロの姿をした妖怪。戦死したり、のたれ死んだりした人間の霊が集まって成ったと言われる。 戦場で無念の死を遂げた人の魂や、肉親などに殺された人の魂が集まって巨大なドクロの姿となったのが、このガシャドクロだと言う。夜になるとガチガチと音を立てながら戦場をさまよい歩き、人を見つけると襲いかかるとされる。ガシャドクロが恩返しをしたという話も伝えられる。野原に現れたこの妖怪が目が痛いと訴えるので、朝になって近くにある死体の頭に生えた竹の子を抜いてやると、後にごちそうと財をふるまったと言う。 02/01/28 01:18:14 202.247.138.218 2 038 ☆ 邪鬼 ラクシャーサ インド ヒンドゥー神話に伝えられる、神々に敵対すると言われる邪鬼の一族。人間の敵となる存在でもある。 ラクシャーサはインド・ヒンドゥー神話に登場する邪鬼の一族で、神に敵対する邪悪な部族であるとされている。同じくヒンドゥー神話に登場するアスラ族と同質の力を持つ、闇の種族であるとも言われる。彼らは神々にのみ敵対するものではなく、人間に対しても敵対関係にある種族だと言われる。彼らは人間の死体を食らい、中傷と不信感をあおると伝えられている。恐ろしい異形の姿をしているが、人間に接するときは違う姿で現れ、何かと陥れようとすると言う。 02/01/28 01:18:44 202.247.138.218 2 039 ☆ 邪鬼 ギリメカラ スリランカ 黒い巨像の姿をした悪鬼。邪悪な仏敵である魔王マーラが乗物とすると言われる。 瞑想する仏陀を誘惑したことで知られる仏敵、魔王マーラがその乗物とすると伝えられるのがこのギリメカラで、その姿は黒い巨像であると言われる。ギリメカラは、もともとはインドラ神の乗物であるアイラーヴァタであったが、インド南部・ヒンドゥー教を信仰するタミール族と、スリランカ・仏教を信仰するシンハリ族の対立を背景に、幾度となくスリランカを襲った邪悪な存在とされたようである。 02/01/28 01:19:13 202.247.138.218 2 040 ☆☆ 邪鬼 グレンデル デンマーク 「ベーオウルフ」に登場する半獣半人の怪物。12年にわたりデンマーク王の館を襲った。 中世イギリスの叙事詩「ベーオウルフ」に登場する半獣半人の怪物で、巨体で全身毛に覆われた姿をしていると言われる。デンマーク王フロトガルが建造した黄金と宝石の館「牡鹿の館」へ夜毎訪れては人間を殺して食べたと言われる。王とその家臣達は、12年に渡りグレンデルと戦ったが、誰もこの怪物に勝つことはできなかった。後に、フロトガル王の元を尋ねてきた勇士ベーオウルフによって両腕を引きちぎられた後、館の近くにある湖で死んだとされている。 02/01/28 08:15:24 210.252.150.130 4 022 300P(全章コンプリート後) カーリー 未調査 02/01/28 08:15:43 210.252.150.130 4 023 300P(全章コンプリート後) スサノオ 未調査 02/01/28 08:15:54 210.252.150.130 4 024 350P(全章コンプリート後) ウォフ・マナフ 未調査 02/01/28 08:16:11 210.252.150.130 4 025 350P(全章コンプリート後) スクルド 未調査 02/01/28 08:16:28 210.252.150.130 4 026 400P(全章コンプリート後) ヴィシュヌ ヒンドゥー神話の創造神。世界を救うために化身して地上に降り立つとされる。 02/01/28 08:16:42 210.252.150.130 4 027 400P(全章コンプリート後) シヴァ ヒンドゥー教の三大主神の一柱である破壊神。世界を破壊した後に再生させると言われている。 02/01/28 08:16:58 210.252.150.130 4 028 500P(全章コンプリート後) サタン ヘブライ語で"敵対者"を意味するサタンは、神々の敵であり、天に刃向かう堕天使たちの指揮官である。一般的にはルシファーと同一視され、天にある姿をルシファー、地に落ちた姿をサタンとすることが多い。 02/01/28 08:17:17 210.252.150.130 4 025 350P(全章コンプリート後) スクルド 北欧における運命の女神ノルン3姉妹の末っ子で、未来を司る。あらゆる生命の糸を断ち切る存在であり、ラグナロクのときには、全世界に死の呪いをかけるとされた。