02/01/24 01:12:12 202.247.138.227 1 041 ☆ 天使 パワー イスラエル 天使九階級における第六位の天使。自然界の物理法則の維持を司る責務を持つ。 一般に「能天使」と呼ばれる天使。近代の秘教では「形の精霊」と呼ばれる。パワーは最前線で悪魔と戦う天使であるといわれ、武装した姿で天の通路を巡回しているとされる。彼らは神により最初に作られた天使でもある。この天使は善でもあり悪でもあるとされ、パワーから堕天使になった者も多いと言われている。人間の魂とは善と悪の戦場であり、この二元性を聖なる者へと導くこともパワーの指名と言われている。 02/01/24 01:12:43 202.247.138.227 1 042 ☆ 天使 ヴァーチャー イスラエル 天使九階級における第五位の天使。難局に直面した英雄や善に勇気を与える責務を持つといわれる。 一般に「力天使」と呼ばれる天使。近代の秘教で「運動の精霊」と呼ばれる。「美徳」「高潔」といった別名を持ち、高尚な目的を持つ者に天からの奇跡の力による勇気を授けるとされている。ヴァーチャーはキリスト昇天の際に天まで付き添った天使としても知られる。また、アダムとエヴァの子であるカインの誕生の際に産婆の役目を勤めたのもこの天使であると言われている。 02/01/24 01:13:27 202.247.138.227 1 044 ☆☆ 天使 ソロネ イスラエル 天使九階級における第三位の天使。神が決定した意思に基づき、任務の配剤を行うことを責務とする。 一般に「座天使」と呼ばれる天使。近代の秘教では「意思の精霊」とも呼ばれている。燃えさかる車輪の姿であるとされ、ケルプに駆られる実戦的な神の戦車であると言われている。エゼキエル書によると、ソロネは「牡牛」「獅子」「鷲」「青年」の四つの顔と、四つの翼を持っていると言う。ソロネには「オファニウム」や「ガルガリン」と言った呼び名もあり、「車輪」あるいは「多くの瞳を持つ者」といった意味を持っている。 02/01/24 01:14:03 202.247.138.227 1 046 ☆ 大天使 メルキセデク イスラエル キリスト教グノーシス派の人々に崇拝された平和と正義の天使。聖杯とひとかたまりのパンを象徴とする。 メルキセデクはグノーシス派のキリスト教徒の間で、平和の天使を統べる者として知られている。キリストが人間にとっての救世主に過ぎなかったのに対して、このメルキセデクは天使にとっての救世主であることから、キリスト以上に偉大であるとまで言われた。厳密に言えば、このメルキセデクは大天使ではなく力天使であるとされる。彼はもともと人間で、エルサレムの王であり司祭であったと伝えられている。 02/01/24 01:15:17 202.247.138.227 1 047 ☆ 大天使 ヴィクター 不詳 アイルランドにキリスト教を広めた聖人パトリックに、啓示を与えた天使。 ヴィクターの役目は、指導的役割を担う人物に、神の意志を伝えることであったらしい。パトリックはアイルランドの裕福な家庭に生まれ育ったものの誘拐されてしまった。何とか奴隷生活を逃げ出した彼はフランスへ渡った。そこでこの天使ヴィクターの啓示をうけた彼は、故郷アイルランドに戻り、神キリストの教えを広めた。 02/01/24 01:16:07 202.247.138.227 1 048 ☆ 大天使 イスラフィール イスラム 音楽を司るイスラムの天使。最後の審判の日に終末のラッパを吹く一人とされる。 イスラム教において重要な役割を与えられている大天使がイスラフィールで、四つの翼を持ち、地に足がついた状態で、天を突き抜けるほどに強大な姿をしていると言われる。イスラフィールに与えられた任務は地獄の観察であり、昼に3回、夜に3回ずつ地獄で苦しむ人間を見ては強大な涙を落としていく。彼は神が地獄での罰をやめない限り涙を流し続けると言われている。また彼は、イスラム教において終局を告げる七つのラッパのうち一つを吹く天使と言われている。 02/01/24 01:16:35 202.247.138.227 1 049 ☆ 大天使 ライラ イスラエル ユダヤ伝承にあらわれる夜の天使。人々の懐妊を司る役目を持つ。 懐妊した女性と神との間をつなぐのがライラの役目である。人間の女性が懐妊すると、ライラはその精液を神の前に差し出す。神はこの精液をもとにして、やがて生まれてくる子供の性別や美醜、裕福になるか貧乏になるかなどの運命に関する一切の事項を決定する。そして懐妊している女性の子宮の中に、新たな魂を入れる。 02/01/24 01:17:04 202.247.138.227 1 050 ☆☆ 大天使 アズラエル イスラエル 人間の誕生と死を記録するイスラム教の天使。アラーの神による人類創造を手伝ったとも言われる。 アズラエルは七万本の足と四千の翼を持ち、無数の眼と舌を持つ天使であるとされており、その無数の目の一つ一つが地球上の人間の生と死を表していると言われる。その眼がまばたきをする度に、どこかで人間が死んでいく。人間の誕生と死を司る天使だといわれ、イスラム教では人類の誕生であるアダムの創造を行ったのも、このアズラエルであるとされる。彼は終末のラッパを吹く天使の一人であるともされている。 02/01/24 01:17:35 202.247.138.227 1 051 ☆☆ 大天使 アールマティ ペルシア ゾロアスター教の、女性だと言われている大天使。アムシャ・スプンタと呼ばれる存在に数えられる。 ゾロアスター教の最高神アフナ・マズダの娘とされるアールマティは、最高神の左手に座っていると言われている。彼女は大地を統括し、家畜に牧場を与える天使とされる。アールマティの名は「敬けん」という意味を持ち、彼女は信心深さや信仰心の化身であると言われる。罪のある人間が道を歩くと心を痛め、天則に従う者が家畜を養ったり、天則に従う子が生まれると喜ぶと言われている。彼女の敵対者としてはタローマティやパリマティが知られる。 02/01/24 01:18:05 202.247.138.227 1 052 ☆☆ 大天使 サンダルフォン イスラエル 偉大なる天の書記官メタトロンの、双子の弟とされる天使。兄とともに様々な天の仕事を担う。 天界の書記官であるメタトロンの弟にあたる天使がこのサンダルフォンで、非常に巨大な身の丈を持ち、人間が足から頭までたどり着くのには五百年はかかると言う。メタトロンと共に人間の魂が危機におちいったとき、魂の背後に立つ天使であるとされるとともに、全世界の鳥を監督する立場にある天使であると言われる。カラバ主義においては「暗い天使」とも呼ばれており、「明るい天使」と呼ばれるメタトロンとは、対を成した存在である。 02/01/24 01:18:31 202.247.138.227 1 053 ☆☆☆ 大天使 スラオシャ ペルシア ゾロアスター教の主神アフラ・マズダの耳として働く天使。従順・規律を守護すると言われる。 ゾロアスター教において従順と規律の化身とされる大天使がスラオシャで、彼は世界を破壊しようとする悪魔からこれを守る存在であると言われている。またゾロアスター教では、死んだ人間の魂は死体の周りを3日間さまようものとされるが、この間、悪魔から魂を守護するのも彼の役目だと言われる。ミスラ神、ラシュヌ神と共に冥界で魂の裁判を司る天使であるとも言われ、魂の善悪を判断する天秤を使い魂の行き先を決めるとされている。 02/01/24 01:19:01 202.247.138.227 1 055 ☆ 邪神 ミシャグジ様 日本 大和政権の勢力が入る以前から信濃地方で信仰されていたとされる土着の神。石棒などが御神体とされる。 信濃地方における土地精霊と見られている原初の神で、大和政権が入り込む以前から諏訪大社によって祀られていた神であるとされる。諏訪大社とは諏訪湖を南北に2社ずつ囲んだ4つの社(やしろ)の総称であり、「本宮」と「前宮」の上社と「春宮」と「秋宮」の下社に分かれ、建御名方神(かけみなかたのかみ)を祀っているとされている。しかし、上社と下社では別の神が祀られているとする説もあり、下社には古くからミシャグジ様が祀られていると言われる。 02/01/24 01:19:28 202.247.138.227 1 056 ☆ 邪神 パチャカマク ペルー ペルーの創世神話に伝えられる創造神。大地の精霊にして、地震や予言を司る神とされた。 ペルーの創世神話に登場した「大地をつくる者」と呼ばれる創造神であり偉大なる大地の精霊であるとも言われている。パチャカマクは大地そのものではなく、大地から生を受ける全ての生命に対し、命と生きる活力を与えるとされる神で、生物に食料を与えるとされる神としての役割を持つとされる。また、この神は男性神であると伝えられ、パチャママと呼ばれる女性神を妻に持つとされる。彼女は大地そのものを生み出す女神であると言われている。 02/01/24 01:19:54 202.247.138.227 1 057 ☆ 邪神 ケモシ ヨルダン 死海の東岸に住んだモアブ人によって崇拝された太陽神。後にキリスト教によって悪しき存在におとしめられる。 ケモシはソロモン王の神殿にも祭られた神で、アンモン人の神モロクと同一視されることもある。アッカド人はこの神をシャマシュと呼んだ。唯一神に対抗するため、太陽神から「憎むべきもの」に落とされ、ついに悪しき存在になる。後世の悪魔祓いの祈祷師らは人々にとりつく悪霊をしばしばケモシの名で呼んだ。 02/01/24 01:20:21 202.247.138.227 1 058 ☆ 邪神 カナロア ポリネシア ヤリイカの姿をした邪悪な神。いわゆる悪魔であり、死した者を飲み込むものと考えられた。 ポリネシア地方における創造神話に登場し、創造神が生み出したものに対する敵対者とされている。邪悪な神である言われ、雲の中にあると言われる魔法の島の住民の体内に宿っているとされている。ヤリイカのような姿をした神であると言われ、邪悪な臭いを放ち、執念深い性格をしているとも言われる。創造神カネの影となる側面であるとも考えられており、カネと起源を同じくする存在ともされる。 02/01/24 01:20:40 202.247.138.227 1 059 ☆ 邪神 テスカトリポカ メキシコ アステカ神話の創造神にして、魔王とも呼ばれた恐ろしい神。争いと変化を司る神でもある。 未調査 02/01/24 01:20:49 202.247.138.227 1 059 ☆ 邪神 テスカトリポカ メキシコ アステカ神話の創造神にして、魔王とも呼ばれた恐ろしい神。争いと変化を司る神でもある。 古代アステカの神話に登場する創造神で、その名は「煙る鏡」を意味していると言われる。テスカトリポカは「争い」「変化」を表す神であるともされる。彼はケツアルコアトル神によって地上に落とされた、原初の太陽神でもある。生命を与え、また自由に奪うことのできる能力を持った全知全能の神でもあり、テスカトリポカを祀る儀式では、この神の化身として一年を生きた若者を、儀式的に殺し、その心臓を捧げることによって祭事が成立していたと伝えられている。 02/01/24 01:21:24 202.247.138.227 1 060 ☆☆ 邪神 トウテツ 中国 毛に覆われた羊の体に角の生えた人頭を持つ、邪悪な怪獣。その口には虎のような牙を有する。 四凶と呼ばれる中国の4怪獣の一。トウテツという名は、食や財産に貪欲なことに由来する。トウテツは卑怯な性格をしており、老いた者や弱い者を選んで襲う。また、自分の財は略奪によってのみ殖やす。後の世の人々は貪欲を戒めるため、トウテツの姿を皿などの器に描いた。 02/01/24 01:21:59 202.247.138.227 1 061 ☆☆ 邪神 サトゥルヌス ローマ ローマの原初の大地の神である豊饒神。ギリシア神話のクロノスに当たる。 カルデアの占星術士のの間で「黒い太陽」と呼ばれた原初の豊饒神。ギリシアのクロノス神に相当する。「黒い太陽」とは夏至のころの低い位置にある太陽を指して言われたもので、「夜の太陽」ともされ、冥界の地底に住む「死の王」でもあると言われていた。人々は冬の太陽であるサトゥルヌスに祈りを捧げ、新しい春を呼んだとされており、この習慣が現在ではクリスマスとして残されている。 02/01/24 01:22:31 202.247.138.227 1 062 ☆☆ 邪神 パレス リビア 北アフリカからヨーロッパにかけて広く信仰を受けていた豊饒神。ロバの頭を持つとされる。 古代ヨーロッパ各地で信仰されていたロバの頭を持つ神で、両性具有の豊饒神であるとされる。一説ではエジプトの悪神セト、あるいはギリシアの牧神パンのように、男根に似た形の頭部をしていると言われる。ロバの頭は重荷を背負う存在の象徴ともされていたため、「貧者」を象徴する神であると言われた。不吉な神ともされるパレスは、キリスト教などの宗教にその特徴が残されており、広い地域でロバの頭を持つ神が存在していると言われる。 02/01/24 01:23:07 202.247.138.227 1 064 ☆ 女神 ナキサワメ 日本 イザナギ神が、妻であるイザナミ神と死別したときに流した涙から生まれた女神。 イザナミは火神ヒノカグツチを生んだことがもとで命を落としたが、これを悲しんだイザナギは遺体に取りついて泣いた。彼が流した涙はナキサワメになった。この女神は大和の香久山のふもとに住むとされる。ナキサワメが生まれた背景として、葬式の時に雇われては泣く「泣き女」という昔の風習があったものと考えられる。 02/01/24 01:23:36 202.247.138.227 1 065 ☆ 女神 スカアハ アイルランド ケルト神話に登場する戦いの女神。入ることすら非常に困難とされる「影の国」の女王である。 スカアハはケルト神話における戦いの女神で、若い英雄たちに最後の修行を与えると言われている。また、「影の国」の女王にして、武勇の聞こえの高い女神でもあり、多くの者がスカアハの教えを請うために影の国を目指したとされる。彼女のもとにたどり着いた若者にはすばらしい秘術と武器を授けてくれるとも伝えられている。かの英雄クー・フーリンも彼女の教えを受けたものの一人であり数々の秘術と魔槍ゲイボルグを授かったと言われている。 02/01/24 01:24:04 202.247.138.227 1 067 ☆☆ 女神 ブリジット アイルランド ケルトの火の女神。工芸・学問・詩・治療などを司る神でもある。 火を司る女神であるブリジットは、火鉢を象徴する魔法のカップを携えた姿で描かれる。彼女はその名前自体が「女神」と同義語として使われるほど権威があった女神で、民衆の厚い信奉を得ていた。アイルランドにキリスト教が広まった際も、ブリジットはあまりに民衆に崇拝されていたので、教会は彼女を聖人とし、キリスト教に取り込んだ。 02/01/24 01:24:29 202.247.138.227 1 068 ☆☆ 女神 パラスアテナ ギリシア 戦いと技芸を司る、ギリシア神話の女神。主神ゼウスの額から生まれたとされる。 通常は「アテナ」の名で通っている戦いと技芸の女神で、パラスアテナとはアテナが後に自分でつけた名であると言われている。ギリシア神話の主神ゼウスとティタンの女神メティスの間に生まれた女神で、身ごもったメティスを飲み込んだゼウスが頭痛に悩み、鍛冶屋神ヘパイストスに頭を割らせたところゼウスの頭から武装した姿で飛び出してきたとされる。彼女はアテネ市の守護神であり、パルテノン(乙女)神殿に祀られている処女神であると言う。 02/01/24 01:24:54 202.247.138.227 1 069 ☆☆ 女神 ノルン 北欧 北欧神話において運命を司るとされる三人の女神。運命の泉であるウルドの泉の近くに住む。 ノルンは、人間はおろか神々の運命をも支配する姉妹であるとされる。彼女達は一般に、長女がウルズ(運命)、次女がヴェルザンティー(存在)、三女がスクルド(必然)と呼ばれ世界樹イグドラシルの根元にある運命の番人をしている。生命と精神をもたらすと言われる運命の泉の流れによって神々は知恵を授かるとされ、この泉の力がなくては神々も無力になると言う。また、ノルンは人間の生涯の最初の日と最後の日を決定する者であるとも言われている。 02/01/24 01:25:22 202.247.138.227 1 070 ☆☆☆ 女神 ラクシュミ インド ヒンドゥー神話で幸運と美を司るとされる美しい女神。ヴィシュヌ神の妻とされている。 ヴィシュヌ神の神妃であるラクシュミは、神々とアスラが不死の零滴アムリタ(甘露)を求め、混沌の乳海を攪拌した際に現れたとされる女神で、その場でヴィシュヌの妻になったといわれている。日本では仏教の吉祥天として知られており、赤い水蓮の上に立ち、四本の腕をもつ美しい女性として現されることが多い。常に夫であるヴィシュヌに付き従うといわれており、ヴィシュヌが変化を行うと、ラクシュミも応じた姿に変化して付き従うとされる。 02/01/24 01:25:54 202.247.138.227 1 071 ☆☆☆ 女神 アナト シリア 生誕と死を司るオリエントの女神。豊饒の神バアルの妹であり妻であると言われる。 アナトはバアルと同じく豊饒の神であったが、同時に死の呪文を司る恐ろしい女神であるとされている。天界の父であるエルでさえもアナトの呪いを恐れたと言われ、アナトには逆らわなかったと言う。彼女は息子であり婿でもある冥界の支配者モトに、毎年死の呪いをかけることによって大地に豊饒をもたらしたと言われている。アナトは男性の血液によって受胎したとされており、彼女の祭祀には多くの若者が生け贄とされ、流血が絶えなかったと伝えられる。 02/01/24 01:26:36 202.247.138.227 1 072 ☆ 魔神 インティ ペルー インカの太陽神。インカ人を作り、地上に遣わした存在として崇拝された。 人類の創造者で、天空の星を支配する太陽神インティは、月の女神である妻ともども、慈愛に満ちた寛大な神とされ、インカの民衆に愛された。インカの王はこの太陽神と同一視されるようになり、王とその妻のミイラは、金色の輿に乗せられ、インティの大神殿に安置された。インティの祭礼はライミと呼ばれ、年に2回行われた。 02/01/24 01:26:59 202.247.138.227 1 073 ☆ 魔神 マハーマユリ インド すべての障害を滅ぼすとされる神。毒蛇を食う孔雀が神格化された存在であると言われる。 マハーマユリは仏教の「孔雀明王」のインド名で、毒蛇をはじめ、いっさいの諸毒、畏怖、災難を取り除く神である。これは孔雀の持つ毒蛇を食う性質が神格化されたものである。その姿は孔雀に乗り、蓮華や孔雀の羽を持ち、菩薩のような優美な表情をしているとされ、他の明王のような荒々しい存在とは異なった姿で表されている。また空海の開いた密教において、孔雀明王は釈迦如来を元とする存在であると言われている。人間を教化するために釈迦が変化した姿が彼なのだという。 02/01/24 01:27:23 202.247.138.227 1 074 ☆ 魔神 プロメテウス ギリシア ティターン神族の神。名の意味は「予想・先見の明」で、優れた知性を持つ神である。 ティターン神族は、大神ゼウスをはじめとするオリンポスの神々の前に世界を支配していた神々で、巨人族とされる。その1柱であるプロメテウスは、泥をこね人間をつくり、火を授けた神である。ゼウスに度々逆らったプロメテウスは、山の頂に縛られ、毎日鷲に肝臓を食われるという責め苦を、英雄ヘラクレスによって受け続けた。 02/01/24 01:27:51 202.247.138.227 1 075 ☆☆ 魔神 ルーグ アイルランド あらゆる技能に優れているとされる光明神。ルー、あるいはルーフとも呼ばれる。 北欧神話に登場する光明神で、名前には「光」あるいは「輝ける者」といった意味を持っている。魔槍ブリュナークを持って戦うことから「長腕のルーグ」とも呼ばれる。魔王バロールの娘であるジャフティニャとの間にクー・フーリンをもうけたものの、彼の正妻は大地の女神ブイだと言われる。また、魔王バロールは彼の祖父であると同時に、最大の敵でもあったと言われる。彼はこの宿敵を、モイトゥーラの戦いで、その邪眼を射抜いて倒した。 02/01/24 01:28:18 202.247.138.227 1 077 ☆☆ 魔神 オーディン 北欧 北欧神話のアース神族(アースガルドに住む神々)の主神。片目の老人の姿で描かれることが多い。 神々の王であり、死者の神でもあると言われ、魔術や詩作、戦争と王権に深く関わりを持つと言われる。オーディンは自らを生死に追い込み冥界よりルーン文字を手に入れ、また知識を得るためにその片目を差し出した。決して的をはずさないと言われる「グングニルの槍」を武器とし、八本足の名馬「スレイプニル」を愛馬としている。ヴァルハラと呼ばれる宮殿で戦死者の魂をヴァルキリーに集めさせ、終末の戦いであるラグナロクに備えている。 02/01/24 01:28:49 202.247.138.227 1 078 ☆☆☆ 魔神 アメンラー エジプト エジプトの創造神であり太陽神。テーベ地方の神アメンが、太陽神ラーと習合され成った。 エジプトにおける神々の趨勢には、王家の信奉が大きく影響している。アメンも元は目立った神ではなかったが、テーベの君候がエジプトを支配したころから力をつけ、「神々の父」と呼ばれる太陽神ラーと1つになり人々に崇拝された。初めはガチョウとして表現されていたが、その後牡羊と結び付けられ、これが定着した。 02/01/24 01:29:16 202.247.138.227 1 079 ☆☆☆ 魔神 バアル シリア 西セム人の主神とされる神。豊饒神として長い間崇拝されていたと言われる。 バアルは豊饒神として長く崇拝されていた神で、「主」を意味する。彼は狭義では、カナアンの主神であると言われている。女神アナトの兄にして夫であるとされる。一説では、神々は全てバアルのようなものであったとも言われる。ソロモンの魔神バエルやベルゼブブ、ベルフェゴールなどは、このバアルから派生した悪魔とされる。この神は、かつてヤハウェと神殿を共にしていたとも言われる。 02/01/24 01:29:39 202.247.138.227 1 080 ☆☆☆☆ 魔神 ヴィシュヌ インド ヒンドゥー神話の創造神。世界を救うために化身して地上に降り立つとされる。 ヒンドゥー教における三大主神の一柱で、宇宙の維持と調和を司る創造神とされる。シヴァ神と共に最も重要な神であると言われている。ヴィシュヌという名は「行き渡る」と言う言葉に由来するが、これは彼が天と空と地の三界を三歩で渡り歩いたと言う故事に基づく。彼が人間の世界に現れる時はアヴァターラと呼ばれる化身した姿をとるとされており、この化身は過去にすでに9回行われたと伝えられている。彼が次に姿を現すのは、世界が堕落しきった時代である。 02/01/24 01:30:11 202.247.138.227 1 081 ☆ 秘神 ビリケン 日本 愛らしい容貌をした、マスコットのような福の神。大阪の通天閣に奉られているものが名高い。 「ビリケンさん」の愛称で親しまれる、ぷくっとした裸の姿をした、とんがった頭が特徴の神様。すっかり浪速の神様として知られるようになったビリケンだが、その誕生はアメリカ人女流造形作家の手によって1900年代のはじめ頃につくられたことによる。またビリケンという名前は、当時のアメリカ大統領であったウィリアムの愛称「ビル」に、愛称語尾である「ケン」をあわせてつけられたのだと言われている。 02/01/24 01:30:42 202.247.138.227 1 082 ☆ 秘神 アメノフトタマ 日本 日本記紀に登場する、占いや神事を司る神。天皇家に仕えた忌部氏の祖神と言われる。 アメノフトタマは日本記紀などに登場する。大和朝廷において神事を司るとされた神であり、神を祀り、神事を執り行うことで天皇家に仕えていた忌部氏の祖神であると言われる。天照大神が天の岩戸に隠れたことによって世界が暗黒に包まれた際に、天香久の真男鹿の肩骨を抜いて「太占」を行ったのもこの神だと言われる。日本書記では日本の祖神の一人である高御産巣日神で、天尊ニニギ尊と降臨した神の一とされる。 02/01/24 01:31:13 202.247.138.227 1 083 ☆ 秘神 カンバリ 日本 厠(かわや)、すなわち便所の神様。正しくは「加牟波理入道(かんばりにゅうどう)」である。 便所の不安を取り除いてくれるとされる神で、大晦日の夜に厠で「カンバリニュウドウホトトギス」と唱えれば、便所で妖怪を見ないですむといわれる。昔の便所は簡単な作りの上、いささか危険な構造だった。妖怪だけでなく便所自体の恐怖もこの神を生んだ原因と考えられる。 02/01/24 01:31:47 202.247.138.227 1 084 ☆☆ 秘神 ネコショウグン ベトナム 道教の予言能力に優れたとされる神。「猫将軍」と表記される。 ネコショウグンは人の身体に猫の頭を持つ姿とされ、かつて中国の領土であった安南、いまのベトナムにあたる場所に、その廟があったと言う。もともとこの廟は14〜15世紀の武将・毛尚書を奉ったものであったが、「毛」の発音が「猫」と同じであったために、「猫将軍」という別の神として生まれかわったらしい。 02/01/24 01:32:13 202.247.138.227 1 085 ☆☆ 秘神 キンマモン 日本 琉球神道における最高神。常世の国ニライカナイからやってくると言われる。 キンマモンは沖縄県の琉球神道において最高神とされる精霊で、名前には「最高の精霊」という意味があるとされている。天地開びゃく以来より琉球国を守護してきたとも言われる。この神には陰陽があり、天より降ってきたのをキライナカナイノキンマモン、海より上がってきたのをオホツカケラクノキンマモンと呼ぶ。彼方より時を定めてよりくるマレビト神であるとも言われており、女性に憑依して人々の前に現れることもあったらしい。 02/01/24 01:32:43 202.247.138.227 1 086 ☆☆☆ 秘神 ヤリーロ ロシア スラブの春の豊饒神。春の再生のイメージから、愛欲の神ともされる。 ヤリーロは、白馬に乗り、白マントを着た美しい若者の姿をしている。その右手には人間の頭、左手には麦の穂を持ち、頭には野の花の冠をかぶっている。スラブの幾つかの地域では、春の最初の種蒔きのときにこの神の祭りを行っていたが、キリスト教が広まるにつれて、この祭りも次第に消えていった。 02/01/24 01:33:11 202.247.138.227 1 088 ☆☆☆☆ 秘神 カンギテン インド インド神話のシヴァ神の息子・ガネーシャ神仏教に取り込まれ成った神。多くの御利益があるとされる。 カンギテンは、インドの古代神話に登場するシヴァ神の子・ガネーシャが仏教に取り込まれて成った神で、災いを除き、男女の和合や子授けのご利益があると言われている。一般的には象の頭をした男女が抱き合う姿で表される。男天は大自在天であるシヴァ神の子で大暴神であり女天は十一面観音が化身した姿であるとされる。相手の足の指を踏み押さえている方が女天であるとも言う。もともとが荒々しい神であるため、その信仰者には厳格な行を求めると言われる。 02/01/24 01:35:20 202.247.138.227 1 089 ☆☆ 精霊 ノーム 全世界 地水火風の四大元素の精霊の内、地の属性を司るとされる精霊。錬金術師パラケルススによる。 ノームという名は錬金術師パラケルススが付けた造語で、地水火風の四大元素の精霊のうち、地の精霊に与えられた。ギリシア語で「地中に住む者」という意味があると言う。彼らはその名の通り地中で生活し、財宝や鉱物のある場所を守っていると言われる。主に木の下に穴を掘って家族単位で生活していると信じられており、老人の顔をした小人の姿で描かれることが多く、年齢も四百才位まで生きると言われる。一般に男性は赤、女性は緑の色の三角帽子をかぶっていると言う。 02/01/24 01:39:41 202.247.138.227 1 061 ☆☆ 邪神 サトゥルヌス ローマ ローマの原初の大地の神である豊饒神。ギリシア神話のクロノスに当たる。 カルデアの占星術士のの間で「黒い太陽」と呼ばれた原初の豊饒神。ギリシアのクロノス神に相当する。「黒い太陽」とは夏至のころの低い位置にある太陽を指して言われたもので、「夜の太陽」ともされ、冥界の地底に住む「死の王」でもあると言われていた。人々は冬の太陽であるサトゥルヌスに祈りを捧げ、新しい春を呼んだとされており、この習慣が現在ではクリスマスとして残されている。 02/01/24 02:24:48 202.247.138.193 1 090 ☆☆ 精霊 シルフ 全世界 地水火風の四大元素の精霊の内、風の属性を司るとされる精霊。錬金術師パラケルススによる。 錬金術師パラケルススが、地水火風の四大元素の精霊の内、風の精霊に与えた名がシルフで、樹木を意味するラテン語と、ギリシア語のニンフを合成して作られたと言われる。彼女は姿を消すことを得意としていると伝えられる。またそよ風はシルフが話をしている声であると言われている。美しい女性の姿をしており、人間の男性と恋をして結ばれれば不死となると言われ、そのためか人間に対して熱烈な恋愛感情を抱いていると言われている。 02/01/24 02:25:19 202.247.138.193 1 091 ☆☆☆ 精霊 ウンディーネ 全世界 地水火風の四台元素の精霊の内、風の属性を司るとされる精霊。錬金術師パラケルススによる。 ウンディーネという名は錬金術師パラケルススが付けた造語で、地水火風の四台元素の精霊の内、風の精霊に与えられた。この名はラテン語で「波」を表す意味を持っていると言われる。このウンディーネはほとんど人間の女性と同じ姿をしていると言われ、人間の男性との恋をすることでも知られている。人間の男性がウンディーネと結ばれた後、水辺などで彼女をののしると姿を消し、別の女性に恋をすると殺しに来ると言われている。 02/01/24 02:25:46 202.247.138.193 1 092 ☆☆☆ 精霊 サラマンダー 全世界 地水火風の四台元素の精霊の内、火の属性を司るとされる精霊。錬金術師パラケルススによる。 サラマンダーという名は錬金術師パラケルススが付けた造語で、地水火風の四台元素の精霊の内、火の精霊に与えられた名である。この名はラテン語で「サンショウウオ」を意味すると言われる。サラマンダーは小さなトカゲの姿をして、火山や火口、溶岩や焔の中に棲息するとも、自身が炎を吐くことによって燃えているのだとも言われている。火を食べる事によって皮膚を再生させているとも、炎の中でも燃えない体をしているとも言われている。 02/01/24 02:26:12 202.247.138.193 1 093 ☆☆ 威霊 ブラックマリア ヨーロッパ いくつかのキリスト教会にその存在が認められる黒色の聖母。古い地母神に由来するらしい。 一般にキリスト教会で崇拝されるマリア像は、キリストの母である聖母マリアを表したものとされるがスペインのモンセラートのものに代表されるような黒い聖母像、ブラックマリアについていえば、その起源は異なると考えられる。彼女らは中東やヨーロッパの古い地母神に由来するものらしい。その元となったと考えられている女神を挙げれば、エジプトのイシス、ギリシアのアルテミス、シュメールのイナンナ、イスラエルのリリトなど、多岐にわたる。 02/01/24 02:26:37 202.247.138.193 1 094 ☆☆☆ 威霊 オメテオトル メキシコ 古代アステカ神話の創造神。創世に必要な、対立する二元性を持つ神とされる。 オメテオトルは、古代アステカ神話に登場する創造神で、男女2つの性を兼ね備えていたことから「トナカテクトリ」「トナカシワトル」という異なる2つの名でも呼ばれた。この神は13層からなる天上界の最上階とされるオメヨカン、「二元性の場所」に住むとされる。創造の神とされるオメテオトルだが実際に創造を行ったのは、その子供にあたるケツアルコアトル、テスカトリポカなどの神であった。 02/01/24 02:27:43 202.247.138.193 1 096 ☆☆☆☆ 威霊 アリラト アラビア アラビア地方の古い母神。4本の石柱を御神体として崇拝されたとされる。 アリラトはアラビア地方で古くから崇拝され続けてきた母神で、アルラトとも呼ばれる。原始の月の神であるとも、ぶどう酒を守護する神であるとも言われている。ある記録には、彼女は同じ名の四面の石を神体として崇拝されたと伝えられている。また、彼女への崇拝儀礼の中心は、死にゆく息子と呼ばれ山や星の神とされたドゥスラ神を祀ることにより成立したとも伝えられている。 02/01/24 02:28:20 202.247.138.193 1 097 ☆☆ 狂神 オグン ハイチ ブードゥー教において戦いの英雄とされる神。その礼拝はラム酒に火を点けることで行われると言う。 ブードゥー教において、戦いの英雄にして戦士、狩人、鍛冶屋などを守護するとされる神で、その名に「金属の神」という意味を持つとも言われる。原初の混沌たる世界に火と鉄を用いて人間の文明を切り開いたと言われており、文化の秩序をもたらした文化的英雄でもあると言われる。人間の指導者として地に降った彼は後に王となったが、戦いの最中に酒に酔い味方を殺したことを後悔して姿を消したと言われる。 02/01/24 02:29:53 202.247.138.193 1 098 ☆☆☆ 狂神 アラミサキ 日本 住吉大社の荒魂とも言われる、荒らかな力を持った神。「荒御前神」と書かれる。 アラミサキは、神功皇后の新羅遠征の際に、天照大神によって遣わされたとされる神で、皇后の船の先方に立っては、これを譲り導いたとされる。アラミサキの正体は、住吉大神の荒魂であると言われる。アラミサキはまた、嫉妬深い神であるとされ、人の仲を離す神、男女の中を引き裂く神であると言われている。その場合には、荒御前姫(アラミサキヒメ)という名で呼ばれることもある。