02/01/20 01:30:17 202.247.138.216 1 002 ☆ 妖鳥 ヤマチチ 日本 年をとったコウモリが最後になるという妖怪。山の中に隠れ棲むとされる。 コウモリが年をとると、まずノブスマという妖怪になり、これがさらに年をとるとヤマチチになる。ヤマチチは山の一軒家などに現れ、熟睡している人間の息を吸う。他の人がこれを見ていれば、息を吸われた人間は長寿になるが、誰も見ていなかった場合には、翌日死んでしまう。 02/01/20 01:30:57 202.247.138.216 1 003 ☆ 妖鳥 コカクチョウ 中国 中国に伝えられる、子供をさらっていくという妖鳥。鬼神の類だとも言われる。 人間の少女をさらってきては、自分で育てると言われる中国の妖鳥。普段は鳥の姿をしているが、羽毛を脱ぐことができ、羽毛を脱いだ時は人間の女性と同じ姿になると言われ、この人間の女性の姿となっている時のコカクチョウは「天帝少女」とも呼ばれる。子供がいない状態のコカクチョウは人間の少女を好んで養女にすると言われている。養女としてさらわれてきた子供は、コカクチョウに育つと言う。 02/01/20 01:31:32 202.247.138.216 1 004 ☆ 妖鳥 タクヒ 中国 中国の次之山に住んでいるとされる妖鳥。人間の顔を持つ、一本足の鳥だと言われる。 タクヒは人間の顔を持ち、足が一本であると言われる妖鳥で、一説にはフクロウに似た大きさと姿をしていると言われている。タクヒの姿が多く目撃されるのは冬で、夏は岩場にこもって眠り続けていると言われている。群棲することを嫌うとも言われており、単体で行動することが多いとされている。また、このタクヒの羽毛を身につけていれば、雷害にあわなくてすむと伝えられている。 02/01/20 01:33:51 202.247.138.216 1 005 ☆ 妖鳥 カラドリウス 不詳 病気の兆候を読み取ったり、病気そのものを治してくれたりする、不思議な力を持つ鳥。 カラドリウスはそのくちばしで病気を吸い取り、治療してくれる。しかしそれは、まだ助かる場合に限った話であって、既に手遅れである場合は、関心すら示さない。その姿がどのようなものかはハッキリせず、チドリの一種ともセキレイに似ているとも言われる。ただ、体の色が白いということだけは確かなようである。 02/01/20 01:34:27 202.247.138.216 1 006 ☆ 妖鳥 ホラワカ エチオピア 神のお告げを人間に伝えるために遣わされた鳥。エチオピアのガラ族の間に伝わる。 神はホラワカに、「自分の体が年老い弱くなったと感じたなら、皮膚を脱ぎ若返るよう」人間たちに告げる役目を授けた。しかし、役目の途中で腐肉を食べている蛇を見た際、その肉欲しさに、神のお告げを蛇に伝えてしまった。これによって蛇は脱皮して若返るようになり、反対に人間は不死を得ることに失敗した。 02/01/20 01:34:55 202.247.138.216 1 007 ☆ 妖鳥 ルフ 不詳 アラビアの、嵐の鳥とも言われた巨鳥。像をくわえたままで飛べるほど巨大だと言われる。 ルフは「ロック鳥」とも呼ばれる巨鳥で、その姿は鷲に似ていると言われる。体は比類ないほどに大きく、爪で象を捕まえて飛ぶことも可能だと言う。バートン版「アラビアンナイト」では、ルフは象をひとのみにすると言われる巨大な蛇を食べるとされている。またマルドリュス版では、ランプの魔神イフリートがアラジンに対し「私と私以外のランプに仕える全ての魔神はロック様の奴隷である」と言うが、これはルフが太陽と天空の象徴とされていたためである。 02/01/20 01:35:26 202.247.138.216 1 008 ☆☆ 妖鳥 タイホウ 中国 中国の伝説に伝えられる巨鳥。鯤と呼ばれる巨大な魚が変化し、鳥となったものと言われる。 タイホウはもともと荘子の「消揺遊篇」に登場した巨大な鳥で、その後「西遊記」「封神演義」といった小説にも登場した。その記述によると、タイホウは北極のさらに北にある天の池に住む鯤(こん)と呼ばれる大きさが数千里もある巨大な魚が、変化したものだと言う。タイホウは、神々の存在するはるか古代より存在していると言われており、海が荒れ狂うときになると、南の海を目指して飛び立つと言われている。 02/01/20 01:35:53 202.247.138.216 1 009 ☆ 凶鳥 モー・ショボー モンゴル 愛を知らぬまま死んでいった少女の霊がなると言われる悪しき鳥。美しい娘の姿をして現れると言う。 モー・ショボーの名は「悪しき鳥」という意味を持ち、不幸にも生きている間に愛を知るコトも無く死んでしまった少女の霊が、鳥の姿となって現れたものとされている。長い髪と、鳥のようにとがった赤い唇をした美しい娘の姿に化けることができるとも言われ、旅人の前に娘の姿で現れては、誘惑すると言われる。この時に隙を見せると、彼女は唇を鳥のくちばしに戻し、旅人の頭に穴を空けて、脳味噌を吸い取ってしまうとされる。 02/01/20 01:37:15 202.247.138.216 1 010 ☆ 凶鳥 グルル スリランカ スリランカの伝承に伝えられる、鷲の姿をした魔物。悪鬼の一人だとされる。 「グルル・ヤクシャ」とも呼ばれるスリランカの鷲の姿をした魔物。もとはインドの霊鳥であるガルーダであり、スリランカで悪鬼化された存在であると言われる。仏教を信仰するスリランカのシンハラ族にとって、インドで崇拝されるヒンドゥーの神々達はいわば敵対関係にある存在であった。インドでは神聖とされるこの神々も、スリランカでは悪鬼や羅刹といった存在にされ、インドでは悪鬼の棲んでいる島と考えられるようになった。 02/01/20 01:40:54 202.247.138.224 1 011 ☆ 凶鳥 スチュパリデス ギリシア ギリシア神話の英雄ヘラクレスによって退治された、スチュパリデス湖の怪鳥のこと。 スチュパリデスは、もともと狼を恐れてこの湖に逃げ込んだ鳥たちであった。翼や爪、くちばしは青銅でできており、これを使い、人也家畜を襲っていた。ヘラクレスは彼の行った12の難行のうちの6番目に、この怪鳥退治を行った。女神パラスアテナから授かったシンバルで怪鳥たちを空に追い、これを次々と矢で射落とした。 02/01/20 01:41:26 202.247.138.224 1 012 ☆ 凶鳥 カマソッソ メキシコ マヤ神話の地下界・シバルバに棲むという悪しきコウモリ。英雄神フンアフプの首をはねた。 マヤの双子の英雄シュバランとフンアフプが、死神達の住む地下界・シバルバにおもむいた時、二人をおとしめるために死神達は様々な試みを夜毎おこなった。双子の英雄はこれを無事に通りぬけ、最後のコウモリの館まで来た。二人はその身を吹き矢筒の中にひそめて夜明けを待っていたが、日の出を確かめるためにフンアフプが首を出したところ、この殺人コウモリ・カマソッソに切り落とされた。しかしその後、機転をきかせて首を取り返した双子の英雄は、死神達を負かし父の仇を討った。 02/01/20 01:41:59 202.247.138.224 1 013 ☆ 凶鳥 チン 中国 体中に猛毒を持つとされる鳥。その羽でかき混ぜた酒で人が殺せると言われる。 チンの身体の大きさは鷲くらいで、紫がかった緑の羽に包まれている。その首は長く、くちばしは赤い色をしている。チンが好んで食べるのはマムシなどの蛇の頭で、このために全身に毒を持つと言われる。雄と雌とでそれぞれ違う呼び名がついており、雄は雲日(ウンジツ)、雌は陰諧(インカインジツ)と言う。 02/01/20 01:42:23 202.247.138.224 1 014 ☆ 凶鳥 アンズー イラク バビロニアの伝承に登場する邪悪な巨鳥。鷲の体にライオンの頭を持つと言う。 アンズーはバビロニアの伝承に登場し、神々の神殿を守護するとされた霊鳥である。神々の王として君臨したいという邪念を持っていたと言われ、主神エンリルが、身体を水で清めているスキに全てを統率する力を授けると言われる「点命のタブレット」を盗みだし、聖なる山に隠れてしまったとされる。神々は「七つの戦の風」を支配する戦いの神ニンギルスをアンズーの討伐に向かわせ、アンズーを倒しタブレットを奪い返したと言う。 02/01/20 01:42:50 202.247.138.224 1 015 ☆ 凶鳥 フレスベルク 北欧 世界樹イグドラシルのこずえにいるとされる巨大な鷲。巨人族の末裔だと言われる。 北欧神話に登場し、「死者を飲み込む者」とも呼ばれる巨大な鷲。世界樹イグドラシルのこずえにとまっているとされ、巨人族の末裔の一人であるとされている。いつも天空から下界を見下ろしているだけなため、多くの出来事を知っているとされる。死者の肉を食らっては魂を運ぶ役割を持ち、世界の風を起こす役割を持つと言われる。神々の最後の戦いであるラグナロクには参戦せず、イグドラシルのもとに次々と送られてくる死者の魂をひたすら食い続けると言われる。 02/01/20 01:43:20 202.247.138.224 1 016 ☆☆ 凶鳥 カウ 中国 太陽の中に棲むとされる鳥。その足は3本足である。漢字では「火烏」。 太古の中国には10個の太陽があり、1個ずつ順に天空を旅していた。しかしある時10個の太陽が一度に空に現れ、地上は灼熱の焦土となった。これをゲイという男が9個まで射落とした。彼が射たのは太陽に棲むカウに他ならなかった。太陽は1つとなったが、10個であった頃の名残は、十干十二支の十干や10日を1旬とする暦法にみることができる。 02/01/20 01:46:20 202.247.138.224 1 017 ☆ 霊鳥 ハンサ インド その背中にブラフマン神を乗せる、インド神話の聖なる白いガチョウ。 インドでは冬になるとガチョウが渡ってくる。その空を飛ぶ堂々とした純白の姿は、知恵の神であるブラフマンに到達しようと修行するバラモン僧の気高さの象徴とされた。ハンサがブラフマン神の乗り物となった背景には、こういうイメージがあったものと考えられる。 02/01/20 01:46:50 202.247.138.224 1 018 ☆ 霊鳥 フェニックス エジプト 不死鳥の名でも知られる霊鳥。炎の中に身を投げ、再生・復活を繰り返すと言われる。 フェニックスは、エジプトの霊鳥ベンヌがモデルとされたと考えられている霊鳥で、一般には「死と復活」を意味する不死鳥として知られる。五百年あるいは六百年ごとに自ら発する炎によって焼け死ぬとされているが、灰となった体から幼鳥となって生き返ると言われ、こうした転生を行う生態が、不死鳥と呼ばれるゆえんになっている。真紅の体をしており、鷲と同じくらいの大きさで、金色と赤い色の羽を持ち、また単性生物であるとされ、オスのみが存在すると言われる。 02/01/20 01:47:23 202.247.138.224 1 019 ☆ 霊鳥 サンダーバード 北アメリカ 北アメリカ先住民の神話にしばしば登場する天界の精霊である霊鳥。雷や稲妻を起こすとされる。 北アメリカの先住民の神話に登場する、鷲に似た巨大な霊鳥で、空の高みに棲んでいると言われる。サンダーバードの鳴き声や羽ばたきは雷となり、眼から発する光は稲光になると言われている。また、湖全体を背中に乗せて運んだとも、クジラを丸ごと食べてしまったとも言われ、その巨大さが伝えられている。多くの部族の神話にその存在が伝えられ、チノーク・インディアンの神話では、人間はサンダーバードの卵から生まれ、火山は彼によってもたらされると言う。 02/01/20 01:47:52 202.247.138.224 1 020 ☆☆ 霊鳥 ヴィゾフニル 北欧 北欧神話の世界樹イグドラジルのてっぺんに棲む、光り輝く牡鶏。 北欧神話の世界観では、イグドラジルと呼ばれるトネリコの大木が、全ての国の上に枝葉を広げているとされる。「木の蛇」という意味の名を持つヴィゾフニルは、この樹のてっぺんを棲家とする牡鶏で、その体は自ら光を放ち、輝いている。イグドラジルはこの牡鶏の光を浴びて、その姿を空に浮かび上がらせる。 02/01/20 01:49:12 202.247.138.224 1 021 ☆☆ 霊鳥 ヤタガラス 日本 神武天皇の東征の際に、天照大神より遣わされたとされる霊鳥。その姿は三本足のカラスだと言われる。 ヤタガラスは神武天皇東征神話に登場する先導神(みさきがみ)として現れた三本足のカラスで、天照大神によって遣わされた鳥である。天皇の軍隊が熊野から次第に奥地へ進み、荒ぶる神々との戦いで苦戦している時に天照大神の声が聞こえ、現れたヤタガラスの導きに従うと、無事に大和国へ入ることができたと伝えられる。熊野の地方では、古くよりカラスを神の使いの鳥として尊重しており、ヤタガラスの神話もこの風習から産み出されたものであると思われる。 02/01/20 01:49:38 202.247.138.224 1 022 ☆☆ 霊鳥 スザク 中国 古代の中国より伝わる「四神」の一つとされる瑞獣。漢字では「朱雀」と表記されている。 スザクは古代の中国いおいて、鳳凰とも呼ばれ、この世の動物達の王とされる「四神」の内の一つに数えられた。この鳥はあらゆる鳥の頂点に立つ王とされており、様々な鳥が混ざり合ったような姿をしている。後に朱色を現す霊鳥として陰陽五行思想に取り入れられ、「朱」は南と火を表すことから、南方を守護する神で火を司る精とされた。四海を自由に飛び回り、道徳に姿を現すと言われ、日本では平安京建設の際にスザクが住むとされる大池を都の南に作ったと言う。 02/01/20 01:51:34 202.247.138.224 1 023 ☆☆☆ 霊鳥 ガルーダ インド ヒンドゥー教に登場する非常に大きな鳥の王。ヴィシュヌ神が乗り物としたことでも知られる。 ガルーダはヒンドゥー神話に登場する非常に巨大な姿をした鳥の王であり、太陽と空、勝利を表す最も偉大な鳥であるとされている。ヴィシュヌ神の乗り物とされることから太陽鳥であるとも言われ、鳥の頭とくちばし、赤い翼と爪を持っており、黄金色に輝く人間の体をした姿をしていると言われる。また、自身の大きさを自在に変えることができるとも言われている。願いを成就させる「生命の樹」に巣をつくり、一日に一匹の蛇を殺しては食べるとされる。 02/01/20 01:51:59 202.247.138.224 1 024 ☆ 妖樹 ジュボッコ 日本 多くの死者の血を吸い続けた妖樹。戦場跡に生まれ、通りかかる人を枝で捕まえ血を吸うと言う。 人間の血を大量に吸い込んだ樹木には、やがて魂が宿り、この「樹木子(ジュボッコ)」になると言われている。多くの死者を出した戦場に生えると考えられている樹木で、死者の怨念や魂が木に憑依した存在であると言われる。ジュボッコは、木の下を通る人間を枝で捕まえては血を吸うと言われている。血を吸われた人間の魂は再びジュボッコに吸収され、同化するとされる。 02/01/20 01:52:28 202.247.138.224 1 025 ☆ 妖樹 マンドレイク ヨーロッパ その根が2本足の人間の姿である異形の植物。男女の性別がある。 マンドレイクは万病に効く貴重な霊薬であるが、入手が非常に困難であった。このマンドレイクは土から引き抜かれる時にとてつもない叫び声を上げて、人を殺すからである。よってこれを採取するには工夫が必要であった。人々が考えたところでは、その根元に縄を結び付け、もう一方を犬に引かせて抜く方法が、犬は犠牲になるものの、一番よいとされた。 02/01/20 01:53:00 202.247.138.224 1 026 ☆ 妖樹 サンショウ 中国 中国の山中に住む樹木の精。鬼の一種とも言われ、人里現れては人間を襲うとされる。 中国の山中に住むと言われる樹木の精で、夜になると人里まで下りてきては人間を襲い、犯すと言われる。その姿は梁に届くほど背が高く、熱したウリのような顔色をしており、眼光がらんらんと輝き、口は盆の様に大きく、三寸ほどのまばらな歯が生えているとされる。また、一本足だという説もあり、民家の戸をつかんだ跡には五本の指によって穴があけられていたと言われ、かなりの怪力を持っていると見られている。 02/01/20 01:53:31 202.247.138.224 1 027 ☆ 妖樹 スクーグクロー スウェーデン スウェーデンで伝えられる森の精。前面は美しい女性だが、その背面はうろになった木である。 スウェーデンの妖精伝説に登場する森の精の一種で、美しい女性の姿をした樹木。前面から見ると美しい女性の姿をしているが、その背中は樹木そのものであると言われ、森に訪れた狩人の銃に息を吹きかけて幸運を授けたり森の中で旅人が眠っている際に炭焼きの火を守ると言われている。ただし、見返りとして人間の男性に愛を求めてくるとも言われ、前面の美しさに惑わされた男性は背面の姿を知った途端に逃げてしまうと言われている。 02/01/20 01:53:59 202.247.138.224 1 028 ☆ 妖樹 ザックーム サウジアラビア イスラム教の地獄に生えるといわれる木。悪魔の頭のような実をつける。 ザックームはイスラム教の聖典コーランに記述がみられる木で、ジャハンナムという地獄の底に生えているされる。地獄に落ちた者たちは、この木がつける悪魔の頭のような実を無理矢理食わされる罰を受ける。これで腹が一杯になると、今度はぐらぐら煮えたぎる熱湯を飲まされるのである。 02/01/20 01:54:28 202.247.138.224 1 030 ☆ 妖樹 アールキング ドイツ ドイツのシュワルツワルトに現れる悪しき樹霊。人々を惑わし、破滅へ導くと言われる。 アールキングはその名に「ハンノキの王」という意味を持ち、邪悪な精霊であるとされる。ドイツ南西部の巨大な森林地帯であるシュワルツワルト(黒森)に自生する樹木ハンノキの支配者である。森に訪れた人間を巧みに惑わしては破滅へ導く、悪意に満ちた妖樹であるとも言われている。ハンノキは湿った土壌に生える、痩せた土地でも成長を続けると言われる樹木で、中でもアールキングは最も強い生命力を持っていると言う。 02/01/20 01:57:39 202.247.138.224 1 031 ☆☆ 妖樹 エス 不詳 人間の無意識に棲む本能エネルギー。心理学者フロイトによって提唱された心の3領域のうちの1つ。 我々の無意識の世界にいて、快楽原則という自己の満足のみを求める法則で動こうとする本能エネルギーがエスである。ふつう人間は、現実をわきまえて社会的に暮らす。これは「自我(エゴ)」という意識可能な心が動いているためである。しかしエスは、この自我を襲って表に現れようとする。これおを抑制しているのが「超自我」という心である。 02/01/20 01:58:06 202.247.138.224 1 034 ☆ 神樹 ダフネ ギリシア ギリシア神話で、アポロン神の求愛から逃れるために、その姿を月桂樹に変えられた妖精の乙女。 もともとダフネは、狩りをして日々を過ごす少女の妖精であったが、愛の神エロスが放った矢によって、執拗に追い回して捕らえようとするアポロンから逃げ続ける運命になる。そしてペネイオス川の岸で、ついにアポロンに捕まりそうになるが、ダフネは父である河神に願いをかけ、その姿を月桂樹に変えてもらった。 02/01/20 01:58:31 202.247.138.224 1 035 ☆☆ 神樹 マヤウェル メキシコ アステカの伝承に登場する女神。酒の原料となる竜舌蘭を地上にもたらしたとされる。 マヤウェルはアステカ時代の伝承に登場する若い女神で、魔神ツィツィミトルの孫であると言われる。この女神はケツアルコアトルと共に人間の文化に酒による楽しみを与えようと考えて下界に降り、大樹の枝となったが、孫娘を連れ出されたことに怒り狂ったツィツィミトルに見つかり、体をばらばらに引き裂かれた後に食べられてしまったと言う。再び元の姿に戻ったケツアルコアトルは彼女の遺骨を集め、簡素な墓を作ったと言われ、この墓から最初の竜舌蘭が生まれたと伝えられる。 02/01/20 01:59:04 202.247.138.224 1 036 ☆☆ 神樹 ククノチ 日本 日本記紀に伝えられる樹木の神。イザナギとイザナミの2神より生まれた男神とされる。 ククノチは「久久能智」と書かれる。「古事記」に登場する男神で、イザナギ命とイザナミ命の2神が国生みの後に産んだ神であると言われる。「久久」とは、草木の成長する状態を表しているされ、クキを意味する言葉であり「智」は男性を表す接続語であるとされることから、男性の樹木を司る神であると言う。日本は樹木と深い関わりを持った生活が根付いていたため、生活を支える樹木を祀り、また神の宿る依代とされることも多かったと言われる。 02/01/20 01:59:33 202.247.138.224 1 037 ☆☆☆ 神樹 ハオマ イラン ゾロアスター教において、霊薬の採れる植物が神格化されて成った神。他の神々に力を与える役目も持つ。 ハオマは、ゾロアスター教において神聖なる植物の神であるとされ、ヒンドゥー教においては「ソーマ」という不死の霊薬とされる。彼はまた天上神として「信念において正しい死の敵対者」とも呼ばれ、大地と天空を媒介する存在とされていた。残念ながら現在ではどのような植物であったかは不明だが、液汁には薬効があると言われており、あらゆる傷や病気を治すと言われた。ハオマは一種の興奮剤の原料であったとも言われ、宗教儀式の際に用いられていたと考えられている。 02/01/20 02:00:01 202.247.138.224 1 038 ☆ 天使 エンジェル イスラエル 天使九階級における第九位の天使。人間に近い容姿を持つと言われ、個人の生命に対しての責務を持つ。 一般的に「天使」とはこのエンジェルの事を指して言われる。彼らは近代の秘教では「生命の子」「薄命の子」などとも呼ばれている。神の御遣いである天使は、神の地上における活動を、神に代わって遂行する役割を持っているとされ、その行動は「奇跡」の体現によって行われる。また、天使は神の意志と純粋な正義にのみによって行動しているため、常に人間にとって味方という存在ではない。時には人間にとって、悪魔より恐ろしい存在になることもある。 02/01/20 02:02:27 202.247.138.224 1 039 ☆ 天使 アークエンジェル イスラエル 天使九階級における第八位の天使。神の御前に立つ天使とされ、神より直接に命令を受けるとされる。 一般に「大天使」と呼ばれる天使。近代の秘教では「火の精霊」と呼ばれ、地球上の個々の国民を支配すると言われる。また「神慮を運ぶもの」とも呼ばれる。天使九階級において第八位の天使とされてはいるが、旧来の階級分類では権力・能力ともに最高クラスの天使とされていた。今日の大天使は、神を敬い信仰するなどの、神に関する思想を監督する役目を担うと考えられている。 02/01/20 02:03:06 202.247.138.224 1 040 ☆ 天使 プリンシパリティ イスラエル 第九階級における第七位の天使。文明の興亡、および世界の歴史に対する責務を持つ。 一般に「権天使」と呼ばれる天使。近代の秘教では「性格の精霊」と呼ばれる。プリンシパリティは、国や都市、教皇などの指導的立場にある存在を守護、監視する、心境の擁護者という性格を持つと言われる。この天使は人々の意思を正統的な善悪感に基づいた正義へと導くと言われており、同時に善なる霊を悪しき霊から守護する役目も担っているとされる。 02/01/20 12:31:01 210.252.150.130 4 029 500P(全章コンプリート後) ルシファー ユダヤ、キリスト教の最初の堕天使であり、サタンと同一視される地獄の魔王。もとは神の右側に座ることを許された大天使であったが、傲慢さから神の座を求めて反逆を起こしたために、双子の兄弟にあたる天使ミカエルによって地に堕とされた。