02/01/17 00:43:37 202.247.138.224 3 001 ☆ 堕天使 セエレ イスラエル ソロモン王に封印された72柱の魔神の一つ。「願いの貴公子」と呼ばれる。 紀元前に存在したイスラエルの王である、ソロモンの72柱の魔神の一つで、盗みの技術に長けているとされる。召喚者が望むものを世界中のどこからでも、どんな物でも一瞬にして持ってくることができる能力を持っているとされており、幸運を導く存在であるとも言われている。「願いの貴公子」と呼ばれ、氷のように冷たい視線と、トウモロコシ色にした長髪の男性の姿をしている。グリフォンのような翼をもつ銀色の馬にまたがって現れると言われている。 02/01/17 00:44:22 202.247.138.224 3 002 ☆ 堕天使 ニスロク イスラエル ベルゼブブ付きの料理長とされる堕天使。美味による誘惑と食卓における楽しみの権威者とされる。 堕天使となる以前は、エデンの園にある「命の木の実」を守護する権天使であったとされており、アッシリアの専制王ナケリブによって崇拝されていたと言われている。しかし、神が遣わせた天使によってセナケリブの軍の兵士が一晩で数万人殺されたことをきっかけに、ニスロクは神に愛想を尽かし、ルシフェルと供に反乱を起こした後に堕天したとされる。地獄の君主たちの料理長となった現在では「命の木の実」を料理に使用しているとも言われる。 02/01/17 00:45:09 202.247.138.224 3 003 ☆ 堕天使 ハルパス イスラエル ソロモン王に封印された72柱の魔神の一つ。「死と破滅の伯爵」と呼ばれる。 紀元前に存在したイスラエルの王である、ソロモンの72柱の魔神の一つで、建築の能力を持ち願えば軍備や武器に満ちた砦や城塞を建造すると言われており「死と破滅の伯爵」と呼ばれ、血のように赤い目をした闇のように黒いハトの姿で現れると言われており、死臭をただよわせてしわがれた声で話をすると言われる。地獄の大伯爵であるとも言われ、人々に戦いの技を授けるとされているが、人間の肉を主食としているため、人間にとって友好的な存在とは言い切れないと言われている。 02/01/17 00:56:07 202.247.138.226 3 004 ☆ 堕天使 バルバトス イスラエル 狩人の姿で現れる地獄の伯爵もしくは公爵。かつては天界で力天使の地位にあったと言う。 いくつもの変わった特徴を持つ。魔術師たちが隠した財宝を見付ける能力を持っていたり、友人同士のいさかいの調停役をつとめたりすることなどがそれである。 さらに彼は、鳥のさえずり、犬の吠え声など、あらゆる生き物の声を理解するという能力も持ち会わせている。彼もまた、ソロモン王の72柱の魔神の1柱である。 02/01/17 00:57:12 202.247.138.226 3 005 ☆ 堕天使 パイモン イスラエル ソロモン王に封印された72柱の魔神の一つ。「主天使の王」と呼ばれ、ラクダに乗って現れると言う。 紀元前に存在したイスラエルの王である、ソロモンの72柱の魔神の一つで、女性の顔をした男性の姿で、宝石をちりばめた王冠をかぶり、ひとこぶラクダにまたがって現れると言われる。科学と芸術と秘術に対しての造詣が深く、それらの知識を一瞬にして人々に分け与えることができるとされている。彼を味方につけた人々は、努力を必要としなくなると言われている。 02/01/17 00:59:17 202.247.138.185 3 006 ☆ 堕天使 ボティス イスラエル ソロモン王に封印された72柱の魔神の一つ。大蛇の姿をしていて、「醜悪伯」などと呼ばれる。 紀元前に存在したイスラエルの王である、ソロモンの72柱の魔神の一つで、過去と未来をのぞく力があるとも、過去と未来に関する知識を持つとも言われる。過去と未来に関する答えを望む者に、知識を惜しみなく与えるとされる。彼は、醜い大蛇の姿で現れると言われ、召喚者の命令によって、2本の角を生やし、毒を塗った剣を手にした人間の姿になるとも言われている。また、「醜悪伯」とも呼ばれる26の軍団を率いた恐るべき地獄の大公であるとも伝えられている。 02/01/17 00:59:49 202.247.138.185 3 007 ☆☆ 堕天使 ムールムール イスラエル ソロモン王に封印された72柱の魔神の一つ。「座天使の公爵」と呼ばれる。 紀元前に存在したイスラエルの王である、ソロモンの72柱の魔神の一つで、緑の鎧をまとい、グリフォンに乗った姿で、公爵の証である冠をかぶって現れると言われる。哲学とネクロマンシー(死霊を操る術)を得意とし、どんな死体であっても死霊として使役することができると言われ、「座天使の公爵」とも呼ばれる。彼はまた、地獄の大公であると言われ、30の軍団を率いるとされている。 02/01/17 01:00:16 202.247.138.185 3 008 ☆☆ 堕天使 アブラクサス イスラエル 頭が雄鶏で、下半身が蛇である堕天使。手には鞭と楯を持っている。 もともとアブラクサスはグノーシス派に至高の存在とされた神であったが、キリスト教正統派によって堕天使にされた。彼は物質界を創造したが、最後の審判の日にはこれも消滅するとされた。アブラクサスの姿は、魔除けの目的でしばしば宝石や石に刻まれた。魔除けそのものがアブラクサスの石と呼ばれることもあるほどである。 02/01/17 01:01:16 202.247.138.185 3 009 ☆ 邪龍 ハクジョウシ 中国 人間の女性の姿で現れるとされる白蛇の精。人間の若者を次々と誘惑すると伝えられる。 中国に伝わる白蛇の精の物語「西湖三塔記」のヒロイン。人間の女性の姿をして現れる蛇の精であり、同乗の余地も無いほど残虐な人食い妖怪であるとされている。その後の戯曲「三言二拍」では、人間の若者に恋し、自らではどうしようもない種族の違いから、夫に裏切られて悲恋してしまう悲しい女性として描かれている。この、夫に対する献身的な愛情が、この悲恋物語のヒロインに多くの同情を呼んでいると言う。 02/01/17 01:01:46 202.247.138.185 3 010 ☆ 邪龍 アスプ エジプト その目で見た者を眠らせる、不思議な視線を持つといわれる毒蛇。 見たもの全てを眠らせるアスプの視線は、この蛇を死の蛇に変えた。視線だけで敵は殺せなかったが、眠った相手を毒牙にかければ何の問題もなかった。アスプは雄と雌が常につがいとなって暮らす、情愛の強い蛇だとも伝えられる。もしも一方が他の動物に殺されたなら、もう一方が必ず復讐したと言う。現在ではエジプトコブラのことをアスプと言う。 02/01/17 01:02:22 202.247.138.185 3 011 ☆ 邪龍 トゥナ ポリネシア ポリネシアの島々に伝えられるウナギの怪物。人間の少女を誘惑した話で知られる。 ポリネシア諸島の伝説に登場し、人間の少女を誘惑して恋人としたと言われるウナギの姿をした怪物。恋人となった少女の名は「ヒナ」と言う。トゥナに飽きて他の男性を求め始めたヒナは英雄マウイと恋に落ちる。それを知ったトゥナは、波を自在に操り二人に襲いかかるが、逆にマウイに体をバラバラに切り裂かれて殺された。その後、トゥナの死体の内、頭部だけが埋葬され、そこから最初のココヤシの木が生まれたのだと言う。 02/01/17 01:03:04 202.247.138.185 3 012 ☆ 邪龍 バジリスク リビア 恐ろしい毒を持つとされる、砂漠に棲む蛇あるいは龍。名は「小さな王」を意味するギリシア語に由来する。 バジリスクは古代ギリシア・ローマ時代から中世まで長い年月にわたって恐れられた蛇であるため、伝えられる形態も様様である。古い記述では、頭に王冠のような飾りをつけた強力な毒を吐く蛇とされたが、中世の頃になると、4本足である、雄鶏のトサカを持つ、有翼である、生き物を目でにらむだけで殺せる、などの描写が加えられている。 02/01/17 01:03:46 202.247.138.185 3 013 ☆ 邪龍 ファフニール 北欧 北欧の伝説に登場する悪しきドラゴン。英雄ジークフリートによって倒された。 ファフニールは、古い伝説に登場する邪悪なドラゴンで、12世紀ごろに書かれたとされる「ヴォルスンガサガ」では、毒をもち、大地を震わせて歩く怪物であるとされており、大蛇に足が生えているような姿をしているとされる。伝説では、英雄ジークフリートによって退治されたと言われ、ファフニールの心臓を焼いて食べたジークフリートは鳥の言葉を理解できるようになり、この世で一番の賢さを手に入れたと言われている。 02/01/17 01:04:15 202.247.138.185 3 014 ☆ 邪龍 ムシュフシュ イラク 奇怪な容貌をした、バビロニアの怪獣。名前はシュメール語で「怒れる蛇」を意味する。 蛇の頭と胴にライオンの前足と鷲の後足を持ち、その尻尾はサソリのもの、というのがムシュフシュの姿である。ムシュフシュは、海の女神にして恐ろしい龍であるティアマットに従う11種の怪物の1つで、主神マルドゥークらと戦った。しかし後の時代には、なぜかその背にマルドゥークを乗せた姿で描かれている。 02/01/17 01:04:44 202.247.138.185 3 015 ☆☆ 邪龍 ヤム パレスチナ ウガリット神話に登場する、地上の海や川を支配するとされる龍。バアル神と敵対する。 ヤムはパレスチナ地方のウガリット神話に登場する龍で、豊饒神バアルと敵対した存在であると伝えられている。水中に住み、海や川を支配することによって魔力を得ている龍であり、洪水を引き起こすと言われている。ヤムは先に述べた主神バアルによって倒されるが、これはバビロニア神話で主神マルドゥックが海の女神ティアマトを倒す話と共通する部分が多い。そのため、ヤムとティアマトは同一の存在であると考えられることもある。 02/01/17 01:05:19 202.247.138.185 3 016 ☆☆ 邪龍 ヴァスキ インド インド神話の古き龍。神々が混沌の乳海を攪拌する際、その身体が使われた。 かつて神々は、混沌の乳海をかき回して不死の霊薬アムリタを作ることを思い立った。巨大なマンダラ山をかき回すための棒とし、これを引っ張るための縄としてヴァスキを使った。ヴァスキの一方を神々が、もう一方をアスラが引っ張った。あまりの苦しさに龍は毒を吐いた。アムリタはこの毒に冒されそうになるが、シヴァが急いで毒を口に入れ、事無きを得た。 02/01/17 01:05:46 202.247.138.185 3 017 ☆ 幽鬼 オバリヨン 日本 夜、ヤブの生い茂った道を通ると人の肩におぶさってくる妖怪。「おんぶお化け」とも呼ばれる。 ヤブの生い茂った道を歩いていると「オバリヨン」と叫んで人の肩におぶさってくると言われる日本のお化けの一種であり、別名「おんぶお化け」とも呼ばれる。オバリヨンに取り憑かれると、肩が押しつぶされてしまう程の重さになると言われ、一度取り憑かれると簡単には離れないと言う。ある男が、オバリヨンをおぶさったまま家まで戻り庭石にたたきつけてみたところ、オバリヨンは消えて小判がザラザラと落ちてきたと言う話が伝えられている。 02/01/17 01:06:11 202.247.138.185 3 018 ☆ 幽鬼 グール アラビア 墓場にあらわれる食人鬼。その生死を問わず、人間をむさぼり食う。 グールは人肉を好む邪悪な鬼であり、生きた人間を襲って食べたり、墓場から死体を盗んできて食べたりする。女のグールであるグーラーの話もよく知られる。彼女はその美しい姿で人間の男たちを誘惑し、相手が気を許したところを襲った。このグールの正体は、アラビアの精霊ジンだともいわれる。 02/01/17 01:07:36 202.247.138.185 3 019 ☆ 幽鬼 チュレル インド 若い男を誘惑し、取り憑くとされる邪悪な女の幽霊。不浄な儀式などで死んだ女性がなると言う。 出産の際に無念の死を遂げてしまった女性や、不浄とされる儀式を行う際に命を落としてしまった女性の霊。ごみごみした場所を好んで現れると言われ、一見すると美しい女性の姿をしているが、口を持たず、足の向きが逆になった奇怪な姿をしていると言われる。若い男性に近づいては誘惑し、この誘惑に乗った男性は、老人となるまで彼女たちに取り憑かれたままになると言われる。 02/01/17 01:08:06 202.247.138.185 3 020 ☆ 幽鬼 ヤカー スリランカ スリランカの民間伝承に登場する病魔。インドのヤクシャの変質したものであるとされる。 スリランカの民間伝承に登場している魔物でインドのヤクシャ(夜叉)の変質した存在。スリランカでは、多くの種類の病気が病魔・サンニを原因として起こるとされるが、このサンニを指してヤカーと呼ぶ事もあると言われる。スリランカの、祈とうによって病気の治療を行っている呪医達は、これらの病魔を払うために供物を捧げ、踊りを行って病魔を満足させて立ち去らせたり、仏蛇に関するものを持ち出して脅したりすると言う。 02/01/17 01:08:59 202.247.138.185 3 021 ☆ 幽鬼 ツォロム メキシコ マヤの神話において、かつて滅んだ世界に住んだとされる種族。名の意味は「犯罪者」。 マヤの人々は3番目の世界に現れた種族であった。彼らが現れる前に、世界は2度滅んでいた。最初の世界には小人が住みつき、都市を築いた。しかしこの世界は洪水で滅びた。2番目の世界に住みついたのがツォロムである。彼らは浅黒い肌を持つ種族であった。しかし彼らも神の意にそぐわなかったのか、洪水により滅びた。 02/01/17 01:09:23 202.247.138.185 3 022 ☆ 幽鬼 グレイマン イギリス 月が昇る頃に現れると言われる、スコットランドの幽霊。その姿を見ることは死の前兆であるとされる。 グレイマンとは、ゲール語で「灰色老人」の意味を持つスコットランドの巨大な幽霊のことで、月が昇る頃になると海辺付近の深淵から現れるとされている。柱状に並んだ岩によじ登っては頂きに腰掛け、雪のような大声で話し合うと言われている。また、グレイマンの出現は死の予兆であり、グレイマン同志が行う会話の内容は「死の予言」であるとも言われている。彼らを何度か見かけた人間、あるいは彼らの話を聞いてしまった人間は、近い内に死んでしまうとされている。 02/01/17 01:09:59 202.247.138.185 3 023 ☆ 幽鬼 クドラク スロベニア 悪と闇の象徴とされる吸血鬼。善と光の象徴とされるクルースニクと対立する。 悪疫、不運、凶作などの、生きる者にとって恐ろしいとされることの全てを引き起こす元凶として考えられていた邪悪な吸血鬼。クドラクの正体は悪意を持った魔術師や巫術師、吸血鬼であるとされており、爪に無実の者や無防備の者を襲うものと言われていた。また、クドラクはその死後に最も恐ろしい姿になるとされた。そのため一度死んだグドラクが復活しないように、セイヨウサンザシで作られた特製の杭で死体を串刺しにしたと言われている。 02/01/17 01:10:26 202.247.138.185 3 024 ☆ 幽鬼 ヴェータラ インド インドの伝承に登場する、邪悪な精霊。死体に取り憑いては動かすと言われる。 インドの伝承に登場する邪悪な精霊で、吸血鬼の一種であるとも、悪霊の長であるとも言われる。人間の死体に取り憑いて行動すると言う。人間の姿をしているが、その腕と足は後ろ向きである。また、彼らは丘に散らばる石の中に住んでいるとも伝えられている。ヴェータラは術士による召喚によっても死体に取り憑くとも言われる。この術はヴェータラ呪法として知られているが、供物として人の肉を捧げる必要がある、危険な邪法とされている。 02/01/17 01:10:52 202.247.138.185 3 025 ☆ 鬼女 アチェリ インド インドに伝えられる少女の姿をした幽霊。子供達に病気をもたらすとされる。 アチェリはインドの民間伝承に登場する、少女の姿をした幽霊で、子供達に病気をもたらす存在として恐れられていると言う。アチェリは山頂に棲んでいて、夜になると谷間まで下ってきて饗宴を行うとされる。犠牲者となった者の上に自らの影を投じることで、病気をまき散らすと言われる。主に子供が襲われることが多いと言われており、そのため子供達は首のまわりに赤い糸を魔除けとして巻いて、アチェリから身を守っていたと言われている。 02/01/17 01:11:21 202.247.138.185 3 026 ☆ 鬼女 ヨモツシコメ 日本 黄泉醜女。黄泉の国に棲む醜い鬼女。黄泉の神々に従っている。 黄泉の国でイザナギ神に醜く変わり果てた自分の姿を見られたイザナミ女神は、逃げるイザナギを追いかけた。この時に遣わした鬼たちの一つがヨモツシコメである。ヨモツシコメに追われたイザナギは、自分の黒髪や櫛を地に投げた。黒髪は野ブドウに、櫛はタケノコに変わった。ヨモツシコメは追いかける任を忘れ、これを食べ始めた。 02/01/17 01:11:56 202.247.138.185 3 027 ☆ 鬼女 リャナンシー アイルランド アイルランドの民間伝承に登場する美しい女性の姿をした妖精。人間の男性を誘惑すると言われる。 リャナンシーは人間の男性の愛を捜し求め続けるといわれる妖精で、特定の男につきまとい愛を求めると言われる。その男にはたまらないほど美しく見えるといわれるが、他の人間に彼女の姿は見えないとされる。男が愛を拒めば、男に奴隷のように仕えるが、そこで男がリャナンシーの愛を受け入れると、その男に取り憑き、他の男を見つけだすまで離れないとされる。取り憑かれている間男はリャナンシーに生命の精(一説では血と言われる)を吸われ続けると言う。 02/01/17 01:12:26 202.247.138.185 3 028 ☆ 鬼女 ラ・リョローナ メキシコ メキシコの民話に伝えられる、むせび泣く女の幽霊。誘惑的な姿で現れると言われる。 メキシコの民話に登場する女性の姿をした幽霊で、様々な逸話が伝えられており、夜になると子供を探してうろつき歩くと言われている。生きている子供のほか、すでに死んでいる子供でも探すとされているが、これは彼女が生前に我が子を殺した幽霊であるからと言われている。また、子供嫌いな男性と恋に落ちた女性が、我が子を殺したつらさに絶えきれず自殺して幽霊となり、殺してしまった子供達を探してさまよっているものだとも言われる。 02/01/17 01:12:50 202.247.138.185 3 029 ☆ 鬼女 トドメキ 日本 腕や身体に百の鳥の目を持つ女の妖怪。「百々目鬼」という漢字で書かれる。 長く器用な手を持った女スリ師が、盗んだ銭のたたりによって変化したのが、彼女の身体にあるたくさんの目は、盗んだ銭が張り付き変化したものである。トドメキの身体にある目が鳥の目とされたのには、昔は穴あき銭を「鳥目」と呼んでいたという経緯がある。 02/01/17 01:13:18 202.247.138.185 3 030 ☆ 鬼女 ユキジョロウ 日本 雪女郎。豪雪地帯に伝わる女の妖怪。雪の降る夜に現れるとされる。 ユキジョロウはいわゆる雪女の一種で、人々を凍りつかせて殺す妖怪である。ユキジョロウは赤ん坊をだいて現れることもある。そして出会った男に、その赤ん坊を抱いてくれるよう頼む。男が赤ん坊を抱くと、それはみるみる重くなり、これに耐えきれないと彼女に殺されてしまう。ただし逆に耐えきれば、彼女は怪力を授けてくれる。 02/01/17 01:14:20 202.247.138.185 3 031 ☆ 鬼女 アマゾーン トルコ  ギリシア神話に伝わる女だけの部族の戦士。弓を引くため右の乳を切り取ったことからこの名がついた。 女神崇拝をしている女性だけの部族の戦士で、主に月の女神アルテミスを崇拝していたと言われている。戦神アレスとニンフを祖先としていると伝えられており、北方の未開の地に住んでいると言う。また彼女達はゆみを射る時に邪魔な右の乳を切断しているとも伝えられている。男性とは、子孫を残すときのみ接触すると言われ、それ以外の時は殺してしまうと言われており、子供として産まれた場合でも、体の一部を傷つけた後、育てずに捨ててしまい、女子のみを育てたと言う。 02/01/17 01:15:00 202.247.138.185 3 030 ☆ 鬼女 ユキジョロウ 日本 雪女郎。豪雪地帯に伝わる女の妖怪。雪の降る夜に現れるとされる。 ユキジョロウはいわゆる雪女の一種で、人々を凍りつかせて殺す妖怪である。ユキジョロウは赤ん坊をだいて現れることもある。そして出会った男に、その赤ん坊を抱いてくれるよう頼む。男が赤ん坊を抱くと、それはみるみる重くなり、これに耐えきれないと彼女に殺されてしまう。ただし逆に耐えきれば、彼女は怪力を授けてくれる。 02/01/17 01:15:13 202.247.138.185 3 031 ☆ 鬼女 アマゾーン トルコ ギリシア神話に伝わる女だけの部族の戦士。弓を引くため右の乳を切り取ったことからこの名がついた。 女神崇拝をしている女性だけの部族の戦士で、主に月の女神アルテミスを崇拝していたと言われている。戦神アレスとニンフを祖先としていると伝えられており、北方の未開の地に住んでいると言う。また彼女達はゆみを射る時に邪魔な右の乳を切断しているとも伝えられている。男性とは、子孫を残すときのみ接触すると言われ、それ以外の時は殺してしまうと言われており、子供として産まれた場合でも、体の一部を傷つけた後、育てずに捨ててしまい、女子のみを育てたと言う。 02/01/17 01:15:41 202.247.138.185 3 032 ☆ 鬼女 ダーキニー インド カーリー女神の眷族である女ヤクシニー(女ヤクシャ)。人間を食らうとされる。 ダーキニーという名は「空を歩く者」という意味を持つ。彼女は血で満たされた頭蓋骨の杯を手にし、踊りながら空を進むと言う。日本では仏教の茶吉尼天(だきにてん)としても知られる。かつては人間の心臓や肝を食らう凶悪な夜叉であったが、大日如来によって降伏され、改心した。 02/01/17 01:16:06 202.247.138.185 3 033 ☆☆ 鬼女 ボルボ ギリシア 魔女達に最高神として信仰された魔術と妖術を司る地母神。ギリシア神話に由来する。 あらゆる魔術と妖術を統べる最高神として、魔女から信仰を集めていた女神で、太古から伝えられる地母神であるとも言われている。血を求める凶暴な性格を持つ反面、包容力に満ちた愛をもあわせ持つとされる。「ヘカーテ」の別名を持ち、彼女は豊饒の女神、新月の女神、夜と亡霊と霊魂の女王の三つの顔があるとされる。夜になると冥界の力を使い、地獄の番犬や死霊の群を率いて地上をさまようとも言われた。 02/01/17 01:16:31 202.247.138.185 3 034 ☆☆ 鬼女 ランダ バリ島 悪の権化ともいえるバリ島の恐ろしい魔女。悪霊を使い魔とし、人々に災厄をもたらす。 インドネシアのバリ島で、最強とされている魔女で、魔法を使う女性が人を恨み、悪に目覚めた時に悪の力が集まってランダへと姿を変えると言われている。善人にとっては恐ろしい殺戮者であり醜い老婆として見えるが、魔術を志す者にとっては絶大な力と絶世の美を兼ね備えた妖艶な美少女に見えると言われる。同じくバリ島に伝わる神獣バロンと対を成す存在であるとされ、互いに輪廻転生を繰り返しながら、永遠に善と悪の戦いを続けるとされる。 02/01/17 01:16:57 202.247.138.185 3 035 ☆ 鬼神 オトゴドウジ 日本 修験者によって使役される鬼神の一つ。子供あるいは少年の姿をする。漢字では「乙護童子」と書かれる。 修験道の達人たちが使役する鬼神は「護法」と呼ばれ、その多くは仏や菩薩、明王である。この護法は童子の姿で現れることが多いので、「護法童子」とも呼ばれている。オトゴドウジはこの護法童子の一である。たとえその姿は子供・少年のようであっても、オトゴドウジは立派な仏法の守護者なのであり、その能力は並みの悪魔では太刀打ちできないものである。 02/01/17 01:17:25 202.247.138.185 3 036 ☆ 鬼神 コトシロヌシ 日本 記紀に登場する、託宣を司るとされる神。漢字では「事代主神」と表記される。 古事記や日本書紀に登場するコトシロヌシは、託宣を司る神であると言われ、大国主神と神屋楯比売命の御子神であると言われている。コトシロヌシという名は「事知りの神」という意味を持つ。古代の山陰地方では巫女の活躍が目立ったとされるが、彼女たちに神託を下したのがこのコトシロヌシであると言われ、神託によって全てを知ることができた巫女達は彼を重んじたと言う。通常、巫女が祀る神は女神であると言うが、日本神話に組み込まれた際に男神とされたという説がある。 02/01/17 01:17:53 202.247.138.185 3 037 ☆ 鬼神 ティール 北欧 北欧の神々の中で最も勇敢であるとされる戦いの神。裁きや誓約を司る司法神でもある。 ティールは北欧神話に登場する戦いの神で、彼の右手首から先はフェンリル狼に食いちぎられて失われたため片手の神として表されるが、彼はこの行為によって神々の中で最も勇敢であると言われるようになった。彼はまた、戦いにおける勝敗を司る神であると同時に、裁きや誓約を司る神であるとも言われている。ローマでは火星の守護神である軍神マルスと同一視されており、英語のTuesday(火曜日)の語源は彼の名前から来ていると言われる。 02/01/17 01:18:22 202.247.138.185 3 038 ☆☆ 鬼神 ショウキ 中国 道教で悪霊や邪鬼を退治するとされる神。日本でも五月の節句の武者人形で知られる。 唐の玄宗皇帝が原因不明の病気で就寝中、一匹の小鬼がしのび込んだ。小鬼は皇帝の所持品を盗み去ろうとしたが、怒った皇帝が警護のものを呼びつけると、役人姿をした巨大な鬼のショウキが現れて小鬼を捕まえ、そのまま食べてしまった。すると不思議なことに、同時に皇帝の病気も治ったと伝えられている。彼は役人の試験に落ちて自殺した者の霊であり、手厚く葬ってくれた高祖皇帝に報いるために悪霊退治をしていると言われる。 02/01/17 01:18:49 202.247.138.185 3 039 ☆☆ 鬼神 タケミカヅチ 日本 軍神、あるいは雷神とされる記紀神話の神。国譲りで活躍した天津神である。 タケミカヅチは「建御雷」などと表記され、イザナギ神が火ノカグツチの首をはねた時に、その剣の金鰐際についた血から生まれた。国譲りの時に高天原からオオクニヌシ神のもとへ遣わされたのもこの神である。従おうとしなかったオオクニヌシの子タケミナカタ神とは力くらべをすることになるが、これにも勝利する。 02/01/17 01:19:17 202.247.138.185 3 040 ☆☆ 鬼神 フツヌシ 日本 天孫降臨に先立ち葦原中つ国を平定したとされる神。タケミカヅチ神と同一視する説もある。 フツヌシ日本書紀に登場する刀剣の神である。フツヌシと言う名は、刀剣に物が断ち切られるさまを表す「フツ」と、神であることを表すとされる「ヌシ」から成っていると言われる。この名の意味から、彼は刀剣の威力を象徴する神であるとされている。日本書紀では、イザナギ命が十握剣をもちいて火之迦具土神を惨殺した際に、剣からしたたり落ちた血液から生まれた岩の子であるとされ、高皇産霊尊によって葦原中つ国の平定に遣わされた神と伝えられる。 02/01/17 01:19:56 202.247.138.185 3 041 ☆☆☆ 鬼神 トール 北欧 北欧神話に登場する無双の怪力を持つ雷神。大地に豊饒をもたらす神でもある。 トールは北欧神話の神々の中で最も怪力の持ち主であると言われ、鉄槌ミョッルニルを武器に神々の敵である巨人族と戦うとされている。彼は雷や稲妻を司る神で、その名は「とどろく者」という意味を持つ。トールはまた、豊饒神としても知られていると同時に、結婚、出産、葬儀といった人間の通過儀礼に関わりを持つ神でもある。世界の終わりであるラグナロクでは、彼は世界蛇ヨルムンガンドと相打ちになり、果てると言われている。 02/01/17 01:20:22 202.247.138.185 3 042 ☆☆☆ 鬼神 ビシャモンテン インド 仏教世界の北方を守護するとされる武神。ヒンドゥー神話の富の神クベラに由来する。 ビシャモンテンは仏教の世界観において中心地とされる須弥山(しゅみせん)の北方を守護する武神で、手に槍を持ち、甲冑に身を包んだ姿で表されている。インドではバイ・シュラバナと呼ばれる。これには「仏の教えを良く聞く」という意味があり、ここから多聞天の異称が生まれている。日本では仏教の伝来と供に信仰され鎮護国家の神とされてきたが、民間では富の神として信仰が広がり、福の神の一員とされている。 02/01/17 01:20:48 202.247.138.185 3 043 ☆☆☆ 鬼神 マリシテン インド 陽炎(かげろう)が神格化されて成った、仏教の神。「摩利支天」と書かれる。 マリシテンは、見ることも触れることもできない陽炎が神格化した神であると言われる。もともとインドでマリーチと呼ばれる神であったが、この名に陽炎あるいは威光といった意味があると伝えられている。日本では武士達によって祀られ、あらゆる害から身を守り、悟られずに敵を襲うことができるご利益があるとされた。天女の姿で表されることが多く、一般には3つの顔に6本、あるいは8本の腕を持ち、金剛杵や針、矢といった武器を手にする。 02/01/17 01:23:44 202.247.138.185 3 044 ☆ 夜魔 モコイ オーストラリア アボリジニに伝えられる、人間に良く似た姿の妖怪。ジャングルに棲み夜に活動するとされる。 オーストラリアの原住民であるアボリジニの民権伝承に古くから伝わる妖怪で、フクロウと供にジャングルに生息していると言われる。モコイは、人間によく似た姿をしているとされるが、頭が異常に大きく舌を持っていないので、言葉を話すことができないと伝えられている。人間の「影の魂」の生まれ変わりであるとも言われ、人間の女性と交わることもあれば、生まれてきた子供を食べたり、人間と戦ったりすることもあると伝えられている。 02/01/17 01:24:48 202.247.138.185 3 045 ☆ 夜魔 キキーモラ ポーランド スラヴの民間伝承に登場する女の家霊。その顔と足は、鳥のようだと伝えられる。 スラヴ民間伝承に登場する女性の姿をした家霊で、夜中に現れては赤ん坊を泣かせたり、糸紡ぎをしたりするとされる。その姿を見たり糸紡ぎをしている音を聞いたりした者は不幸になるとも言われる。家事を手伝うこともあると言われているが、これは主婦が働き者で勤勉な女性であった場合であって、怠け者である場合には、夜の間子供をくすぐって母親に苦痛を与えるとされる。この場合、羊歯を煎じた薬で家中の食器を洗うことによって和解することができるとされている。 02/01/17 01:25:24 202.247.138.185 3 046 ☆ 夜魔 ザントマン ドイツ ドイツの民間伝承で伝えられる眠りの精。袋に入れた砂を目にかけ、人々を眠らせると言う。 ドイツで伝えられる睡魔で、語源はサンドマン(砂男)と言い、人間の目の中に砂をかけて徐々に眠くさせるところから来ているらしい。眠らされてしまうため、その姿を見た者はいないはずなのだが、砂のつまった袋を背中に背負っている、気の優しそうな老人の姿をした小人の姿をしていると伝えられている。どうしても寝ようとしないしつけの悪い子供の目に砂を入れた後、目玉をえぐり取ってしまうと言われており、月にいる自分の子供にその目玉を食べさせる悪魔だと伝えられる。 02/01/17 01:25:50 202.247.138.185 3 047 ☆ 夜魔 ヒノエンマ 日本 夜になると現れ、男に取りつきその血を吸う、美しい女の姿をした妖怪。「飛縁魔」と書き表される。 日本の吸血鬼ともいえるのがこのヒノエンマで、外見は美しく淑やかな女性だが、その本性は、虜にした男の血を一滴残らず吸い付くし、その命を奪うという、残酷で恐ろしい魔物である。コのヒノエンマという名前はもともと仏教から来たもので、僧が女性に迷って身を滅ぼすことのないよう悟すためのものであった。 02/01/17 01:26:19 202.247.138.185 3 048 ☆ 夜魔 インキュバス ドイツ 眠っている女性の夢に入り込み、交わりを持つとされる男の夢魔。交わられた女性は悪霊を産むと言う。 男性の姿で現れては、寝ている女性の夢に入り込み、性的交渉を行う夢を見させることで快楽におぼれさせ、堕落へと導くと言われる悪魔。一般に夢魔と呼ばれている。インキュバスは人間の女性に対する官能欲求のあまりに堕落した天使の姿であるとも言われる。美しく若い男性の姿で現れては人間の女性を誘惑するが、火トカゲの子あるいはサキュバスの子であるとも言われる。彼らと人間の女性との間には、悪霊か魔女あるいは奇形な子供が生まれると伝えられている。 02/01/17 01:26:49 202.247.138.185 3 049 ☆☆ 夜魔 サキュバス ドイツ 眠っている男性に取り憑き、生気を吸いつくすと言う女の夢魔。人間を堕落に導くとされる。 サキュバスは、魅惑的な女性の姿で現れては、寝ている男性と交わって生気を吸いつくすとされる悪魔で、彼女に取り憑かれた男性は生気を失う代償として、強烈な快楽を得ると言う。彼女達の本当の姿は醜い顔をした女性の悪魔であるとも言われ、取り憑かれた男性のみが、非常に美しい姿だと認識するものだとも言われている。古代においてはラミア、あるいはリリスの娘であるリリムとされ、またインキュバスと元を同じとする存在であるとも伝えられている。 02/01/17 01:27:17 202.247.138.185 3 050 ☆☆ 夜魔 ヒュプノス ギリシア 夜の女神ニュクスの息子である、眠りを司る神。その姿は美しい若者のようである。 決して光が射すことの無い冥界にヒュプノスは住む。息子である「夢」に囲まれて、やわらかい寝床に眠っている。彼は人々に対して慈悲深い性格である。疲れた者の額に魔法の杖で触れては、眠りを授ける。 ヒュプノスの持つ眠りの力は神にも及んだ。たとえゼウス神といえどもその例外ではなかった。 02/01/17 01:27:59 202.247.138.185 3 051 ☆☆☆☆ 夜魔 リリス イスラエル リリスは聖書外典などにも登場し、その書などには「アダムの最初の妻」とある。 リリスは唯一神の手によりアダムと結ばれるべくして創られた女性だが、リリスは男性優位を主張するアダムに嫌気がさし逃げた。リリスが逃げたのはメソポタミア地方とされる。神は3人の天使を遣わせ、リリスがアダムの元に戻るよう説得したが、リリスは拒否した。また、魔王ルシファーはリリスの夫とする説も有名であり、リリスはルシファー(悪魔)との交わりで、多くの悪魔を生み出した。リリスの子供達の総称「リリム」もまた「悪魔の使い」としてキリスト教圏では恐れられていた。 02/01/17 01:28:29 202.247.138.185 3 052 ☆ 地母神 ペレ ポリネシア ハワイの火山の女神。流れ出る溶岩が神格化されて成った。怒りにかられると人々を石に変えると言う。 ペレはハワイ島で多く見られると言われる火山の女神で、キラウェア噴火口に住んでいると言われている。ペレの起源については多くのポリネシアの神話で語られているが、ハワイの名家の出身とする説では、彼女はキラウェア噴火口を掘り起こした本人であり、普段は噴火口に住み火の神々を取り仕切ると言われる。彼女は噴火が近づくと島民に危機がせまっていることを警告するとされる。マダム・ペレと呼ばれる彼女はいつも白い小犬を連れ、輝く赤いムームーに身を包み現れると言う。 02/01/17 01:29:06 202.247.138.185 3 053 ☆ 地母神 キクリヒメ 日本 菊理姫。イザナギ神とイザナミ神が黄泉の国で争った時、その仲裁に入った女神である。 日本書紀にその記述がみられる女神。イザナギと死んだイザナミと黄泉の国の入口にある黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)で言い争っているところに現れ、何事かを話した。これを聞いた2神は納得し、お互いに去って行った。キクリヒメは白山信仰の白山比 神と同体であるとされ白山菊理姫とも言われる。 02/01/17 01:29:31 202.247.138.185 3 054 ☆☆ 地母神 セドナ アラスカ イヌイットたちの神話に伝えられる海の女神。自分の子供であるアザラシや魚などの海の生物を監視する。 セドナは恐ろしい一つ目の姿をした女神で、石と鯨の骨でできた家に住むとされる。ただしその姿を見ることができるのは呪術師だけである。セドナの誕生に関してはいくつかの説があり、2人の巨人の間に生まれた貪欲な娘だとも、美しい人間の娘が鳥の姿をした悪霊に海に落とされて姿を変えたものだとも伝えられる。 02/01/17 01:30:08 202.247.138.185 3 055 ☆☆ 地母神 ハリティー インド 日本では「鬼子母神」として知られている女神。子供の健やかな成長と安産をもたらすとされる。 はじめハリティーは、多産で五百とも千とも言われる子供を待っていながら、他人の幼児を奪っては食べると言う邪悪な鬼神であった。しかし釈迦が戒めに彼女が一番可愛がっていた末子を隠したところ、ハリティーは気が狂うほどに嘆き悲しんだ。釈迦は彼女に子を失う親の悲しみを説き、善神として生まれ変わるようにさとした。その後ハリティーは他人の幼児の変わりにザクロを食べるようになり、子供の成育と安産をもたらす女神へと姿を変えた。 02/01/17 01:30:36 202.247.138.185 3 056 ☆☆ 地母神 ダイアナ ローマ 古代ローマの地母神。狩猟の女神でもあった。後にキリスト教の影響で「魔女の女王」とされる。 ダイアナは古代ローマにおいて最も崇拝されていた地母神で、ギリシア神話に登場する女神アルテミスのローマ名であると言われている。山野の野生動物の女主人で、ゼウスとレトと娘であり、太陽神アポロンの双子の妹でもあると言われる。彼女は誕生、多産を司るとともに、人間や獣の子の守護者でもあった。ダイアナはまた、男嫌いで結婚を拒絶する乙女でもあった。美しい姿をしながらも純潔を守る誓いを立て、ニンフ達を従えていると伝えられている。 02/01/17 01:31:08 202.247.138.185 3 057 ☆☆☆ 地母神 キュベレ トルコ プリュギアの山の女神、大地の化身である大母神。後にギリシア神話に入り、女神レアーと同一視された。 キュベレはプリュギアの山々に祀られた、母なる大地の化身である地母神で、ギリシア神話の大地の女神であるレアーと同一視されて考えられていた。彼女は動物達の女王でもあったことからダイアナやアルテミスといった女神と同一視され、両側にライオンを置き玉座に座った姿や、ライオンの引く戦車に乗った姿でも表された。ギリシア神話では、彼女は主神ゼウスがディンデュモン山に流した精液から生まれ、両性具有であったために去勢されて女神になったと言われる。 02/01/17 01:31:34 202.247.138.185 3 058 ☆☆☆ 地母神 カーリー インド ヒンドゥ神話の黒い殺戮の女神。シヴァ神の妃として知られ、カルカッタを聖地とする。 シヴァの神妃の一柱であるとされるカーリーは、同じくシヴァ神の神妃である女神パールヴァティと同一視して考えられている。彼女のカーリーと言う名は時間と黒色を意味するカーラの女性形であると言われ「時の女神」とも「黒色の女神」とも呼ばれる。その姿は4本の腕を持ち、血まみれの武器や生首を持った姿で描かれることが多い。パールヴァティの変化した姿である女神ドゥルガーが、アスラ達に対する怒りで顔を黒く変化させた時にカーリーが出現したと伝えられる。 02/01/17 01:32:09 202.247.138.185 3 059 ☆☆☆☆ 地母神 セイオウボ 中国 西方の聖地・崑崙の主人とされる、古代中国の女神。漢代にさかんに信仰された。 セイオウボは「西王母」と書かれ、人間の姿をしているが、髪はざんばらでかんざしを乗せており、ヒョウの尾と虎の歯を持った姿をしていると言われる。彼女は、天の災いと五つの刑罰を司る女神であるとされていたが、後に美しい女性の姿をした崑崙の主人であるとされ、女性の仙人を統括するようになった。また不死になる仙薬を持っているとも言われた。この薬は孫悟空がセイオウボの目を盗んで食べたとされる仙桃の話でも知られている。 02/01/17 01:32:38 202.247.138.185 3 060 ☆ 魔王 バロール アイルランド ケルト神話に登場する、巨人族の首領。にらむだけで人の命を奪う邪眼を持つとして恐れられた。 北欧神話に登場する巨人族の首領の一つで、一方の目に、にらみ付けるだけで戦闘能力を失うとも、命を奪われるとも言われる「邪眼」を持っていたとされる。普段は「邪眼」の目は閉じられており、これを開かせるためには4人の勇者の力を必要としたと言われる。巨人の一族と供にアイルランドを支配しようとするが、神々との戦いの際に「邪眼」を開くやいなや、魔神ルーグが射た石弓によって頭をつらぬかれ、一族と供に滅んだとされている。 02/01/17 01:33:40 202.247.138.185 3 061 ☆ 魔王 ツィツィミトル アステカ アステカ神話に登場する女の魔神。世界を滅ぼすと言っては人間を脅かし続けたとされる。 アステカ文明時代に伝えられている伝承に登場する女性の魔神で、人間を脅し続ける恐ろしい暗闇の魔神とされる。夜を象徴するとも言われるこの魔神は、朝、夕、そして太陽と戦う存在であるとされている。人間に酒を与え、歌や踊りの文化を与えようとしたケツアルコアトルがツィツィミトルの孫娘のマヤウェルと供に酒を造りだそうとするが、そこへツィツィミトルがやって来て、マヤウェルを引き裂き、その死体を食べたという恐ろしい話がある。 02/01/17 01:34:08 202.247.138.185 3 062 ☆☆ 魔王 ロキ 北欧 北欧神話のトリックスターとして知られる悪神。奸計に長けた、美貌を持つ神だとされる。 巨人族の父と母の間に生れながらもアース神族に名を連ねていた神で非常に美しい姿と、ずる賢い知能を持った神として語られる。悪戯好きで、神々に危機を引き起こす悪神であるともされている。主神オーディンの子、バルドルを殺したことで神々の怒りに触れたロキは洞窟に幽閉され、自分の子の内蔵によって体を拘束された。彼は、神族と巨人族の最終戦争であるラグナロクにおいて復活し、自分の子等を率いてアース神族と戦いを行う運命にあるとされている。 02/01/17 01:34:36 202.247.138.185 3 063 ☆☆ 魔王 スルト 北欧 北欧神話における炎の巨人ムスッペルの王。世界を焼きつくす終末の時を待っているとされる。 北欧神話において、灼熱の国ムスッペルヘイムに住む炎の巨人族ムスッペルの王にして守護神とされる、黒い姿をした巨人。炎の剣「レーヴァティン」を手に、世界を焼きつくす終末の時を待っていると言われる。神々と巨人の最後の戦いラグナロクでは、炎の民を率いて参戦し、唯一の生き残りになるといわれる。彼の放った炎は世界を包み、一度焼きつくすと言われる。これは世界の再生の前に行われる徹底された最後の破壊であるとされる。 02/01/17 01:35:02 202.247.138.185 3 064 ☆☆ 魔王 ラーフ インド 霊薬アムリタを飲み、首だけ不死になった魔族。日食や月食を起こすとされる。 神々が混沌の乳海を攪拌して得た不死の霊薬アムリタを飲んでいると、ラーフというアスラが、神のふりをしてこれに紛れ込んだ。彼はアムリタを飲もうとするところを、太陽と月に正体を見抜かれる。ヴィシュヌ神はすぐに彼の首をはねたが、すでにアムリタの回っていた首から上だけは不死を得た。ラーフはこの恨みで、太陽と月を追うのである。 02/01/17 01:35:30 202.247.138.185 3 065 ☆☆ 魔王 ネルガル イラク 古代メソポタミア伝承に伝えられる冥府の王。冥界の女神エレシュキガルを妻に持つと言われる。 古代メソポタミアの伝承において、神々の酒宴の場で、冥界の女神エレシュキガルが送った使者に対して、敬意を表さなかった唯一の神が、このネルガルであった。彼の態度に怒ったエレシュキガルは、ネルガルを冥界へ招き寄せた。ネルガルはエレシュキガルと対面すると、彼女に短剣を持って襲いかかり、それに恐怖した彼女はネルガルを冥界の王として迎え、彼の妻になることで命びろいをした。天界に住む神であったネルガルは、こうして冥界の王となった。 02/01/17 01:35:57 202.247.138.185 3 066 ☆☆ 魔王 ミトラス ローマ イランやインドを中心に興った太陽神。後にローマに至る広い地域で信仰された。 ミトラスはミスラとも呼ばれる様々な時代の異なった国々で信仰されていた神で、主にイランやインド、ペルシアなどで信仰を受けていた。後にローマでミトラス教としても成立し、キリスト教と対峙する最も主要な宗教にまでなった。ミトラスは「征服されざる太陽の誕生日」と呼ばれる12月25日に太陽神とその母の近親相姦から生まれたとされる。この逸話はキリスト誕生の内容に引き継がれていると言われる。 02/01/17 01:36:27 202.247.138.185 3 067 ☆☆ 魔王 シュウ 中国 中国の古代神話に登場する魔王。牛の頭に8本(あるいは6本)の手を持った姿で描かれ、その目は4つである。 武器の発明者でもあるシュウは戦闘を得意とし、連戦連勝の強大な軍勢を率いていた。天下を取ることを望んだシュウは、偉大な帝王である黄帝の軍勢と戦うことになる。自軍を巧みに率い、互角以上にわたりあっていたが、大母神である西王母の助力を得た黄帝の前についに敗れた。シュウの体はバラバラにされ、2ケ所に分けて埋葬された。 02/01/17 01:36:52 202.247.138.185 3 068 ☆☆☆ 魔王 デルミウルゴス 不詳 悪のはびこる物質世界を創造し、支配したとされる唯一神もしくはそれを僭称する者。 古代エジプトのコプト神話、旧約聖書などを組み合わせ、独自の解釈を加えていったグノーシス主義。その中でデミウルゴスは、唯一神もしくはそれを僭称する者と言われる。コプト神話の万物の父ヤルダバオトと同一視される事もある。グノーシス主義では、宇宙は「不完全な=デミウルゴス」が創造したもので、人間もまた不完全な存在であるとされる。「真の神」が、「真実なる宇宙」を創造の過程において、低次の天使であったデミウルゴスが驕り高ぶり、神を模倣して、自身で世界を創造しようと試みた結果、不完全な宇宙、また不完全な人間の「肉体・心魂」が創造されたと言われる。 02/01/17 01:37:20 202.247.138.185 3 069 ☆☆☆ 魔王 マーラ インド 魔そのものおされる存在。修行者を誘惑し、堕落させると言われる。漢字では「魔羅」と書く。 もともとインドの悪魔であり、愛の神カーマと結び付けられ、カーマ・マーラと呼ばれた。修行者を誘惑し、堕落させるが、悟りを得た仏陀に打ち負かされてしまう。マーラは「魔」そのものを意味するが、仏教では神として上位欲界他化自存天に属し、弥勒菩薩をも上回る位階におかれている。 02/01/17 01:37:51 202.247.138.185 3 070 ☆☆☆ 魔王 ルキフグス イスラエル 魔界の宰相。魔界の王ルシファーから全世界の富と財産の管理を任されている。 正式名称はルキフグ・ロフォカレ。この名の由来は「光を避ける者」であり、ルシファーの「光を発する者」と対をなしている。バアル、アガレス、マルバスの3人を直属の部下とし、魔界の王ルシファーから全世界の富と財産の管理を任されている。魔界においてこれだけの地位を有するルキフグスだが、堕天以前の事柄が明確でないため、しばしルシファーが堕天し、ルキフグスになったといわれることもあるが、2人は別の存在と考えるのが一般的である。 02/01/17 01:38:21 202.247.138.185 3 071 ☆☆☆☆ 魔王 ベルゼブブ イスラエル 蝿の王。「七つの大罪」では、暴食を象徴する悪魔であり、魔王と呼び恐れられた。 カナアンの主神「バアル・ゼブル(高い館の王)」が、ユダヤ・キリスト教によって貶められ、悪良化したとされる。魔界ではルシファーに継ぐ高い地位を持ち、「蝿の王」「糞の王」「悪魔の天使長」など数々の異名を持つ。「蝿の王」と呼ばれる由来は数多く存在し、古代カナアンの人々には、蝿は新たな魂を運ぶ霊魂の象徴であり、バアルもまた王として深く信仰されていた為という説や、本来の名前である「バアル・ゼブル(高い館の王)」は、偉大な魔術王ソロモンを連想させることから、ヘブライ語で「蝿の王」を意味する「バアル・セブブ」に置き換えられたという説もある。 02/01/17 01:38:51 202.247.138.185 3 072 ☆ 龍神 マカラ インド その背に神々を乗せて運んだとされるインドの聖獣。河や湖に棲息していたと言われる。 マカラはインドの河や湖に棲息していたと言われる巨大な魚の一種で、ワニを基本とし、カバや象、龍(ナーガ)の特徴を持っていると言われる複合獣である。マカラは神々に乗り物とされたと伝えられる。ガンジス河の女神ガンガーや、水の神ヴァルナなどがその体に乗って旅した神である。「大唐西域記」には、ある商人の船がマカラに襲われた話が記されている。そこでは山のように大きな体で二つの目が太陽のように見えたと語られている。 02/01/17 01:39:17 202.247.138.185 3 073 ☆ 龍神 セイリュウ 中国 「四神」の一つに数えられる古代中国の聖なる龍。漢字で「青龍」と書かれる。 古代中国の「四神」と呼ばれる4種の動物達の王のうち、あらゆる魚類の王とされたのがセイリュウで、その姿は青い色をした龍をであると伝えられている。陰陽五行思想において「青」は東と木を表すことから、セイリュウは後に東方を守護する神とされた。この龍はまた、木を司る精霊であるとも言われた。セイリュウは春になると水の中から生じ、現れると伝えられている。 02/01/17 01:39:45 202.247.138.185 3 074 ☆☆ 龍神 パトリムパス リトアニア リトアニアで崇拝された主要な3神の1柱である、海と水の神。 頭に麦穂の冠をかぶった若い男の姿か、渦巻状に立ち上がる人頭の蛇の姿で表される神。パトリムパスは人間の欲求に必要なもの全てを与えてくれる神とされる。その根底には、あらゆる生命の始まりである水の支配者という彼の性質があるものと思われる。人々はパトリムパスに、マッコウクジラから採れるリュウゼンコウを捧げた。 02/01/17 01:40:13 202.247.138.185 3 075 ☆☆ 龍神 イルルヤンカシュ トルコ 古代ヒッタイトの神話に登場する龍神。凶暴な性格で強力な力を持ち、海を支配していたとされる。 ヒッタイトをふくむ古代オリエント文明では、荒れた海の脅威や、川の氾濫を龍(ドラゴン)にたとえることが多かった。イルルヤンカシュもそうした天候神の一種で、大きな自然の力そのものを神としてたとえていたと言われる。この龍には実際に嵐の神と戦ったとされる伝説が多く残されている。そこではイルルヤンカシュは、主神であるその神をも超える力を持った強力な龍神として描かれている。 02/01/17 01:40:39 202.247.138.185 3 076 ☆☆ 龍神 グクマッツ メキシコ 古代マヤ文明の叙事詩「ポポル・ブフ」に登場する海蛇。緑と青の羽を持つとされる。 天地創造以前に存在したとされる空と海には、フラカンと呼ばれる天の神と、海の神であるグクマッツが存在した。フラカンが三本の稲妻となって現れた後、二人は互いに語り合いを始め、夜明けと供に人間の食料を造り出さなければならないとして水の中から山と大地を産み出した。次にその大地に住まわせるために、森の動物達を生み出した。グクマッツは古代マヤにおける、天地創造の神とされている。 02/01/17 01:41:06 202.247.138.185 3 077 ☆☆ 龍神 アナンタ インド 千の頭を持つ、インド神話の世界蛇ともいうべき龍神。ヴィシュヌ神はコの龍を自身のベッドとする。 世界の始まりと終わりに現れるナーガの王で、その名は「無限」「永遠」を意味する。千の頭を持つとされるが、絵に描かれるときは7頭が多い。世界が始まる前、そこに果てしなく続く乳海があるだけであった。ここにいるのはアナンタと、その上で横になって眠るヴィシュヌのみであった。長い眠りの後にヴィシュヌは目を覚まし、世界の創造を始めた。 02/01/17 01:41:35 202.247.138.185 3 079 ☆☆☆ 龍神 ショクイン 中国 季節や気候を司る古き龍神。その顔は人に似るが、眼が縦に並んでいる。 中国北方にあるとされる、鍾山という霊山に棲む龍で、真紅で果てしなく長い身体を鍾山に巻き付け、人のようなその頭を頂上に置いている。ショクインは何も食べず、何も飲まず、眠りもせず、息すらしないで世界を見ている。ショクインが目を開くと世界は真昼になり、閉じると夜になる。息を吐き雲をおこせば冬になり、息を吸えば夏になる。 02/01/17 01:42:05 202.247.138.185 3 080 ☆ 破壊神 トナティウ メキシコ 古代アステカ神話の、戦争の神としても崇拝された太陽神。戦士達に力を授けたとされる。 古代アステカ時代の伝承に登場する太陽神がトナティウで、天体と象徴される神々の内の一人であると言われている。彼はその体に太陽の光を背負い、武装した戦士の姿で表されることが多く、戦争の神ともされていたと言われる。また、アステカ時代には戦争崇拝があり、トナティウはその中核を成す神として崇拝されていたが、その戦争の目的とは、主として太陽であるトナティウに心臓を捧げるための捕虜を確保するためであったと言われている。 02/01/17 01:42:52 202.247.138.185 3 081 ☆☆ 破壊神 トリグラフ スラブ 西スラブの軍神。その名前は「3つの頭」という意味を持っている。 西スラブの人々の間で崇拝された神々には、軍神とされるものが多い。トリグラフもその中の1柱である。名前に表れた通りに3つの頭を持つトリグラフは、主神的な位置の軍神であった。彼は黒い馬を聖獣とし、その背に跨るが、これは、同じく主神的な位置にある軍神スヴェントヴィトが白い馬を聖獣としたことと対照的である。 02/01/17 01:43:15 202.247.138.185 3 082 ☆☆ 破壊神 セイテンタイセイ 中国 邪鬼・悪霊退治に絶大な力を持った神。「孫悟空」が神格化されて成った神で、「斉天大聖」と書かれる。 セイテンタイセイは「西遊記」の主人公として良く知られる「孫悟空」が神格化したものであると言われ、邪鬼や悪霊を退治し、絶大な法力を持つ神であるとされる。東勝神州傲来国にある花果山の山頂にあった仙石が産んだ石の卵から産まれた猿が後の孫悟空であり、セイテンタイセイとされる。仙人から様々な法術を授かった彼は天界で暴れ回り、霊桃を食い散らかして不老不死となるが釈迦如来によって五行山に封じられた後、三蔵法師に助けられ、供になったと言う。 02/01/17 01:43:40 202.247.138.185 3 083 ☆☆ 破壊神 カルティケーヤ インド ヒンドゥー神話に登場する軍神。シヴァ神の息子で、神々の軍団を統率すると言う。 カルティケーヤは、ヒンドゥー神話に登場する戦争の神で、シヴァ神の息子であると言われている。彼は不死を象徴する孔雀に乗り、手に長い槍を持った姿をしているとされる。カルティケーヤはシュヴェータ山の黄金の穴から産まれ、生後4日目にして神々の軍勢を退けて神軍の総司令官になったと言われる。生後6日目には神々を率いて魔神達を撃破したと伝えられている。仏教ではイダ天と呼ばれ、俊足を誇る天軍の将として邪神を消滅するとされている。 02/01/17 01:44:04 202.247.138.185 3 084 ☆☆☆ 破壊神 ザオウゴンゲン 日本 修験道の主尊として知られる荒ぶる神。役小角の守護神でもあったと言われる。 修験道の主尊にして、金剛山の守護神とされるのがこのザオウゴンゲンで、その名は「金剛蔵王権現」とも書かれる。この神は役小角の守護神としても知られる。小角が混迷した世を救う力を求め千日の修行を行った際、この神を感得したと言われる。釈迦如来や千手観音、弥勒菩薩も現れたが自身の主尊とはせず、最後に現れたがザオウゴンゲンこそが混迷の世を救う神であるとして自身の主尊として迎え入れたと伝えられる。 02/01/17 01:44:35 202.247.138.185 3 086 ☆☆☆ 破壊神 ホクトセイクン 中国 北斗星君は、北斗七星の神格化した存在であり、死後の人間を司る星座神である。 北斗七星は、道教では大きな霊力を持つとされる。紀元前3世紀以前には、現在より北極星の近くに位置していたため、天文観測の基準「辰」(しん)とされることもあった。北斗星君は人間の生死、貧富、貴賎を司り、特に人間の行動により死後の扱いを定める神とされた。悪行の多い人間は、北斗星君によって地獄に落とされるわけで、大変畏れられ、崇め奉られた。 02/01/17 01:45:02 202.247.138.185 3 087 ☆☆☆☆ 破壊神 シヴァ インド ヒンドゥー教の三大主神の一柱である破壊神。世界を破壊した後に再生させると言われている。 シヴァ神は、ヒンドゥー教において最も信仰されている神の一柱で、世界の破壊者にして創造神であると言われている。また、天界と地上、地下世界を支配する三界の主であるとも言われている。千を超える異名を持ち、4本の腕に3つの目という姿で表される。額にある第3の目から放たれる光は全ての被造物を焼き尽くすと言われる。再生のために破壊を行う神であると言われ、破壊が徹底されたものであるほど、次に大きな可能性を秘めた存在が生み出されると言う。 02/01/17 01:45:27 202.247.138.185 3 088 ☆ 妖鬼 ボーグル イギリス スコットランドに棲む性悪な妖精。人間の生活に興味を持っていて、いろんないたずらをしてくる。 ボーグルは決まった姿を持たない妖精とされる。そのため、舞い上がるホコリのような姿で描かれもする。彼は暗い所を好み、めったに開けられない戸棚などを住み家にする。概して性悪といわれるボーグルだが、彼が悪い行いをするのは、悪い人間に対してだけだとする話もある。人を殺した者や嘘の誓いをした者などが、彼にやられたとされる。 02/01/17 01:45:57 202.247.138.185 3 089 ☆ 妖鬼 トケビ 韓国 韓国の民間伝承によく登場する一本足の鬼。その正体は使い古された器物だと言う。 トケビは韓国の鬼で、昔話や民間伝承として朝鮮半島に広く伝えられ、様々な話が残されている。一般には、一本足の姿をした山神の一種であると言われるが、実際にトケビの姿や性格はハッキリとしておらず、昔話や民間伝承の中でも統一されてはいない。人間と鬼、あるいは人間と妖怪の中間的な存在であると言われている。夜や雨降りや霧の濃い日に限って現れると言われ、その正体は人間が使い古して不要となった器物に人間の血が付着したものであるとされる。 02/01/17 01:46:22 202.247.138.185 3 090 ☆ 妖鬼 プルキシ ネパール 人間の身体に象の頭を持つ姿で表される神。仮面舞踏などでその姿が再現される。 象頭の神としてはインドのガネーシャがよく知られるが、このプルキシもその影響を受けているものと思われる。ただし、独自の特徴として、額に3番目の目を持つこと、よく頭部に蛇を巻き付かせることが挙げられる。またこのプルキシは、精霊ガンダルヴァからナーガ龍族の土地を取り返すためにヴィシュヌ神が行った化身に由来するとも言われる。 02/01/17 01:46:56 202.247.138.185 3 091 ☆ 妖鬼 ビルヴィス ドイツ ドイツの穀物畑に現れると言われている妖鬼。夜に出てきては畑を荒らすとされる。 ドイツに伝えられている、夜に畑を荒らすと言われている妖鬼。ピルヴィスが現れる日は決まっていると言われており、ヴァルプルギスの夜(メイデーの前夜)あるいは精霊降臨祭の日の出前がそれにあたると言われる。ピルヴィスは背が高くやせ細っていて、醜い顔をしていると言われる。足の指に鎌を結びつけた姿をして現れるとされており、その姿のまま畑の中を歩き回って穀物を刈り取ってしまうのだと言われる。 02/01/17 01:47:21 202.247.138.185 3 092 ☆ 妖鬼 ギャリーベガー イギリス イングランドの北部を中心に現れる幽霊。ガイ骨のようにやせこけ、頭を小脇に抱えると言われる。 イギリスに現れると言われる幽霊で、ガイ骨のようにやせこけた姿をしており、たいていはイングランドの北部で見かけられると言われている。ギャリーベガーは、「怖がらせる」「脅かす」といったその名の語源どおりに、遭遇した人間全てを怖がらせることを目的として現れると言われている。首なしのまま行動することもあると言われており、頭部を小脇に抱えたまま笑い声を上げて、近くにいる人間を脅かすこともあると言われている。 02/01/17 01:47:47 202.247.138.185 3 093 ☆ 妖鬼 ヨモツイクサ 日本 日本神話に登場する、黄泉の国の神々につかえる邪鬼。「黄泉軍」と表記される。 ヨモツイクサは日本神話に登場する黄泉の国の軍士で、黄泉の国の神々に使えている兵であるとされ、邪霊や邪鬼が擬人化しれたものであると言われている。ヨモツイクサは、イザナギ命が死んでしまった妻のイザナミ命を、黄泉の国から連れ戻そうとした話に登場している。イザナギ命が禁を破ってイザナミ命の醜い姿を見て逃げ出した時、怒ったイザナミ命がイザナギ命を捕まえるために追わせた兵が、このヨモツイクサである。 02/01/17 01:48:13 202.247.138.185 3 094 ☆ 妖鬼 ニャルモット ネパール 世界各国の雪山で目撃されている雪男(イエティ)の内、最も巨大なものにつけられた分類名。 ニャルモット巨大な雪男につけられた分類名であり、世界各地の雪山で目撃されていると言われている。ちなみに小型の雪男はラクシ・ボンボ、中型だとリミと呼ばれている。ニャルモットの身長は、実に四メートル以上あると言われる。その性格は凶暴で、山羊などの家畜を殺して、その肉を食べると伝えられる。顔以外が全身体毛で覆われており、腕が極めて長く、人間のように直立した状態で歩くと言われている。 02/01/17 01:48:36 202.247.138.185 3 095 ☆☆ 妖鬼 ベルセルク 北欧 北欧神話に登場する狂戦士。自分自身に自己暗示をかけることにより、凶暴な戦闘能力を発揮する。 北欧神話の、主神オーディンの加護を受けた獰猛な戦士達。彼らは戦闘時の極度の興奮によって忘我の境地に入り、凶暴な戦闘能力を発揮すると言われている。熱狂的な戦闘心に支配されている状態の彼らは、恐怖をも感じなくなり、戦いに没頭し続けるとされる。ベルセルクの名の語源は、古代北欧語の「熊の毛皮を着た者」から着ているとされ、英語では「バーサーカー(狂戦士)」とも呼ばれている。 02/01/17 01:48:59 202.247.138.185 3 096 ☆☆ 妖鬼 ヤクシャ インド ヒンドゥー神話で富の神クベラに仕えるとされる、半神の精霊。ヒマラヤに住み、財宝を守護すると言う。 ヤクシャは異世界や空中、森や水中などに住む、神聖な精霊的存在であると言われている。仏教では、仏法を守護する八部衆の一人である夜叉として知られ、家屋に悪霊が侵入するのを防ぐ門神とされており、善人には恩恵を与え、悪人は食い殺すとされる。インドでは善神とされていたが、日本に伝わってからは人を傷つけて殺し、肉や精気を食らう恐ろしく獰猛な食人鬼として知られるようになったと言われる。 02/01/17 01:49:26 202.247.138.185 3 097 ☆☆ 猛将 ラリョウオウ 中国 華北にあった国・北斎の武将で、美貌を仮面で隠し戦ったと伝えられる。 北斎では6世紀中頃の中国北部にあった国で、隣国の北周と絶えず争っていた。ラリョウオウはそこで活躍した武将で、戦場には不釣合いな、その美しく優しい顔立ちを隠すため、奇怪な形相の面をかぶり、五百騎の閉を率いて出陣したと伝えられる。このラリョウオウの故事は中国の古舞曲となったが、後に我が国にも伝えられ、唐楽曲の雅楽の中に取り入れられた。その中で彼は、龍を象った恐ろしい面をつけた姿で表される。 02/01/17 01:50:00 202.247.138.185 3 098 ☆☆ 猛将 ハゲネ 北欧 ドイツの叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に登場する武将。ジークフリートを暗殺したものとして知られる。 ハゲネはブルグント国王・グンテルに使えた重臣で、その忠誠の厚さを持って知られる。彼は無敵のジークフリートを討つため、泉で水を飲むジークフリートの背中にある、ただ一箇所の急所に槍をさすという策を用いて、ジークフリートを倒したと言われている。しかし彼も最後は激しい戦いの末に捕らわれの身となり、ジークフリートの妃であったクリエムヒルトによって、主君であるグンテル王ともども首をはねられ、生涯を閉じた。 02/01/17 01:51:19 202.247.138.185 3 099 ☆☆☆ 猛将 ロンギヌス イスラエル 十字架にかけられたキリストを槍で刺した盲目のローマ軍の兵士。後に聖人になったと言われる。 ロンギヌスは、ガイウス・カシウスという名の兵士が後に呼ばれた名前で、はりつけにされて死んだキリストの遺体を、槍で刺し貫いたことで知られている。伝説では、キリストの遺体を刺したときに血が滴り落ちて彼の目に入り、目が見えるようになったと言われる。その後、ロンギヌスは改心し、洗礼を受けた後に聖者とされた。また、このロンギヌスの槍を手に入れたものは世界の王として君臨するが、失った時に破滅するとも言われる。 02/01/17 01:51:58 202.247.138.185 3 097 ☆☆ 猛将 ラリョウオウ 中国 華北にあった国・北斎の武将で、美貌を仮面で隠し戦ったと伝えられる。 北斎では6世紀中頃の中国北部にあった国で、隣国の北周と絶えず争っていた。ラリョウオウはそこで活躍した武将で、戦場には不釣合いな、その美しく優しい顔立ちを隠すため、奇怪な形相の面をかぶり、五百騎の閉を率いて出陣したと伝えられる。このラリョウオウの故事は中国の古舞曲となったが、後に我が国にも伝えられ、唐楽曲の雅楽の中に取り入れられた。その中で彼は、龍を象った恐ろしい面をつけた姿で表される。 02/01/17 01:52:53 202.247.138.185 3 089 ☆ 妖鬼 トケビ 韓国 韓国の民間伝承によく登場する一本足の鬼。その正体は使い古された器物だと言う。 トケビは韓国の鬼で、昔話や民間伝承として朝鮮半島に広く伝えられ、様々な話が残されている。一般には、一本足の姿をした山神の一種であると言われるが、実際にトケビの姿や性格はハッキリとしておらず、昔話や民間伝承の中でも統一されてはいない。人間と鬼、あるいは人間と妖怪の中間的な存在であると言われている。夜や雨降りや霧の濃い日に限って現れると言われ、その正体は人間が使い古して不要となった器物に人間の血が付着したものであるとされる。